無垢の木材で造作材を作る枠屋の日記

一昨日、京成電鉄のサイトで12月10日京成線ダイヤ改正実施が発表されました。

今回の変更点は４つ。
1.スカイライナーの船橋駅停車
2.千葉線と新京成線が直通運転を開始
3.特急の停車駅を見直し、「快特」を新設
4.夜ラッシュ時に上野発高砂行きの快速を増発（平日）

このうち、成田空港へ行く人に関係するのは主に1.と3.です。
スカイライナーが船橋に止まるので、これからは総武線からスカイライナーへの
乗り換えができるようになります。今までは日暮里から京成成田までノンストップで
途中からの乗り換え客は特急に乗るしかなかったのですが、これからは
船橋スカイライナー乗り換えという選択肢が増えます。
モーニングライナー、イブニングライナーさえ船橋に止めていなかったのですから
今まで船橋乗換え客はスカイライナーに乗せる気のなかったことを考えると
驚くべき転換です。
なお、モーニングライナー、イブニングライナーは今まで通り船橋を通過します。


しかし、今回一番指摘したいのは3.の快特新設です。
快特新設といえば聞こえがいいですが、新設される快特の停車駅は現在の特急停車駅と
一緒です。しかも、快特は朝ラッシュ時の上りと夕夜間の下りしか走りません。
そして、現在の特急は停車駅が４つも増やされてしまいます。


これでは、所要時間が延びてしまいますし、なによりも精神衛生上よくないです。
空港へ行く人はスカイライナーを使えということでしょうか。成田空港へ勤務する人で
京成特急で通勤している人は多いと思うのですが、4駅追加停車は痛いですね。
私にとっても、この4駅停車は痛いです。京成特急を使うのはおそらくやめてしまうでしょう。
大佐倉のような小さい駅（地元の方、すみません）に空港直通特急を止められると
特急には乗る気がしなくなってしまいます。

今回の改正は、4年後に開通が予定されている成田高速鉄道に空港直通客が移動
した後を考えた布石なのでしょうが、それにしてもひどい話です。

京成さん、そりゃないよ。空港通勤者や沿線から空港へ行く人のことも考えてくださいよ。