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カテゴリ:読んだ本のこと
池内計司著「つらぬく」経営を読みました。 世界で評価される小さな会社:池内タオルの真髄というサブタイトルが ついている通り、「風で織るタオル」で一躍有名になった池内タオル の社長さんが書いた本です。 私は、池内タオルのことをほとんど知らず、エコプロダクツ展で 「風で織るタオル」を見たことがあるくらいでしたが、以前の 池内タオルがコンピューター技術を駆使したジャガード織りと 言われる複雑な模様を得意としていたことを知って驚きました。 今のイメージと全然違うからです。 ・よいものだけでは売れない ・真摯な姿勢がファンをつくる といった部分には大いに同感しました。 世界でいちばん安全なタオルをつくりたいという思いを 独自のブランドにこめて、情報を発信しつづける。 自分の信念を貫いて、自社ブランドを育てる。 経営者であれば、強い思いをもつことはできるでしょう。 しかし、実行を伴うのは本当に大変なことです。 民事再生というどん底を経験しながら、それまでのOEM主体ではなく、 自社ブランドで世界を相手にするようにまで回復した、 その真髄は実行力にあるのでは?と思います。 本の帯に 「モノが売れない」と悩むすべてのビジネスマン、必読です。 と書いてありましたが、環境配慮を経営に取り入れたいと思う 経営者こそ、この本を読みたいと思う一番の読者ではないでしょうか。 かくいう私もその一人ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私も読んで、ブログで紹介しています。
いい内容でしたが、もう少し本の構成などを考えた 方がいいですね。同じ話が何度も出てきて、ちょっと うるさい感じがしました。 (2009.02.10 23:04:56)
私、磯輪日記でこの本の存在を知って購入しました。
他にも磯輪さんのレビューを見てから購入した本がたくさんありますよ。 ご指摘の通り、本の構成は考えたほうがいいと思います。 でも、それをはるかに上回る「熱意」がこの本にはありました。読んでよかったと思います。 また、本のレビューを書いてくださいね。 (2009.02.11 05:28:54) |