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![]() 筆者は米国マクドナルドが2015年暮れにも深刻な経営危機に陥るのではないかと 本書の中で書いています。あれだけ栄華を誇ったマクドナルドが経営危機に陥る なんて、10年前に誰が予想したでしょうか。 大幅減収が続いて今話題になっている、マクドナルド。 鶏肉問題などの不祥事がきっかけになっていますが、失敗の本質は アメリカ本社の短期的な利益を求めすぎた体質にあります。 マクドナルドはハンバーガーの収益で成り立っているのかと思っていましたが、 実はフランチャイズ店からの不動産リース収入のほうが大きな収益源です。 不動産リース収入を増やすために直営店をフランチャイズ店に次々と売却 した結果、「商品とサービスの優位性」「企業理念の全店舗での共有」 「現場の自律性」など、大切なものを失ってしまった。そこへ 不祥事が出てきて大幅減収、大幅赤字転落に至ったというのが実態です。 プレミアムローストコーヒーやメガマックなど、アメリカ生まれのメニューで 一時は立ち直ったかにみえたマクドナルドも、セブンカフェなどのコンビニコーヒー にお客さんを取られてしまいました。マクドナルドも変化し続けようとしていたのですが それ以上にコンビニの進化が激しかったということでしょうか。 正直、私は一利用客としてマクドナルドに行きたいとは思いません。 食べたいと思うメニューがないのが一番の理由ですが、90年代のディスカウント 路線以降、「安いハンバーガーやさん」になってしまって、客層が落ちてしまった ことも理由の一つです。 以前は無線LANを使うためにマクドナルドに入っていた頃もありましたが そのときには野菜生活100を買って飲んでいました。 今は、テザリングの普及でその必要もなくなりました。 この先マクドナルドがどうなるのか。賞味期限切れのビジネスモデルから 魅力あるメニューが出てきて起死回生となるのか、 それとも衰退の一途をたどるのか。オーガニック・マックなんて 出てきたら面白いと思うのですが。
Last updated
2015.03.17 22:04:18
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