カテゴリ:裁定買い残高
先週末の裁定買い残高は5兆6057億円になりました。前週末に比べ4104億円の増加でした。
株数では29億15百万株、前週末比1億67百万株の増加です。 ともに新記録を樹立しました。 先週は、13日から16日まですべて裁定取引は買い越しでした。 日経225が17500円付近から始まって、一気に17900円を抜く勢いのある上昇相場でしたが、その過程で先物が個別株をひっぱる展開があったのでしょう。 個別に見ると売買高1位のモルガンスタンレー、2位のドイツ、3位の野村が買い越し、4位のJPモルガン、5位のクレディスイスが売り越しでした。 また、裁定取引以外のプログラム売買では、7百万株の売り越しでした。 29億株台の裁定買い残は警戒水準に達していると思います。 3月限満期日の来月9日の直前には、先物をディスカウント状態にして裁定買い残の下落エネルギーを発散させようとする参加者が現れるかもしれません。 それがなくても、日銀の再利上げが実施されたことで、満期日までに裁定買いポジを解消しようとする人が多くなる可能性があります。 もっとも、裁定買い残がある程度減少すれば、押し目買いが優勢になって株価が戻ると思います。 従って、下落場面を警戒しつつ、バイ・アンド・ホールドを基本にトレードするつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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