2006/04/02(日)09:34
ツバメ(続き)
続きですので、前回の日記から読んでくださいね。
瀕死の末っ子ツバメ
「命を助けたい」という気持ちに理屈はありません。
私はどうしても目の前で消えかかっている小さな命を
見過ごす事が出来ませんでした。
野鳥を助けることには難しさがありますが、
野鳥だからって言っても、助かるものならば
助けてあげたいですよね。
「どうしよう、どうしよう・・・」とオロオロしましたが、
ここで見過ごすと絶対後悔する、と思いました。
迷っている間にも消えてしまいそうな危うい命でした。
「よし、やるっきゃない!」と決心しての救出でした。
そして・・・・・これが
元気になった末っ子です
体は小さいけど、遅れを取り戻すかのように
一番元気に「ご飯ちょ~だ~い」って
大きな口をいっぱいに開けています。
結局、私のお手伝いは1度だけで済みました。
弱るのもあっという間でしたが、
回復にもめざましいものがあります。
小さい命って、生か死かは、
ほんのちょっとしたことで左右される
危うい存在なんだなあ、と実感しました。
でも、本当にちゃんと餌が食べられてるかどうか心配でしたので、
親ツバメからの給餌回数を調べました。
夕方の5時~6時半頃の最終給餌までの回数が52回。
そのうち、末っ子の分は15回、大丈夫でしたね。
良かった、良かった。
パパにトンボを食べさせてもらっていました。
なかなか飲み込めず困っていたら、
パパが何度もくわえ直して押し込んでくれました。
蜂は飲み込めず逃げられました。
ツバメの子育てって、ハラハラしたり、ホノボノしたり
見ていてあきませんよ。
みんな揃って記念撮影で~す
生まれた誕生日を書いておきました。
なぜか末っ子が一番可愛く思えます。
やっぱりちょっと小さいですね。
二日の差は大きいです。
そして・・・・・お別れ
空はもう秋の気配が漂い始めてますね。
末っ子は1日遅れの巣立ちとなりました。
玄関前に特設した「ツバメ専用電線」で数日過ごした後、
家族揃って集団ねぐらへと移動し、
南の国へと旅立って行きました。
みんな無事に帰ってこられることを祈る日々です。