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冒頭の上級国民バカップル描写が
キッチリ再現されているのがナイスな
今回の
村田版222話、
ONE版100(~101)話あたりと対応していて
ゾロ目&キリ番で揃えてくるという
古来よりのヲタの胸を騒がせるナンバリングがお見事です
※【以下、画像・解説は公式より】
ワンパンマン
原作/ONE/漫画/村田雄介
時代が求めたニューヒーロー『一撃男』と言えば?!?
『WEB界のカリスマ』と『最強ジャンプ遺伝子』の
超強力タッグが描き出す!
平熱系最強ヒーロー“サイタマ”の日常ノックアウトコミック!!
となりのヤングジャンプにて「ワンパンマン」連載中です!
◆原作/ONE,作画/村田雄介
「ワンパンマン」222話 (感想)
内容のネタバレ普通に含みます。未読の方はご注意。
今回は、
・上級国民バカップル
・フブキ組にツクヨミからの間諜アリ、
一服(二服)盛られていたフブキのピンチを
タツマキお姉ちゃんが助けてくれる
・サイタマ上がってきました
・掛け手受け手が異なるものの
ONE版の「地獄団子」が再現されてちょっと嬉しい
・サイタマがタツマキを止める
という流れでした。
今回も登場人物の行動原理など
細かい部分で色々と改変があったものの、
物語全体の流れとしては
「ツクヨミ」絡み以外はほぼONE版と同じでした。
それにしてもフブキさん、
美容サプリを常用しているとのあたり、
なにやらちょっと生々しくて親近感
いやそんなもの飲まなくても
もう十分すぎるほどお美しいですよフブキさーん
それから、
(画像は村田版「ワンパンマン」222話より)
こういう
前回も今回も、
表紙絵の美しさとともに
内容でこうしたコミカルな可愛さが描かれて
なんだかどんどんフブキさんが愛しくなってきて困る
さらに今回は体内から針(状の物体)で
ブチ抜かれてしまったわけですが、
これ相当痛いし
場所によってはかなり危険だよなぁと
思ってしまう……大丈夫かフブキ
そしてONE版では
フブキがタツマキを封じようとした「地獄団子」は、
今回の村田版では技名は出なかったものの、
タツマキがツクヨミの使者を捕らえるために使用したあたりとか、
タツマキがフブキに
「フブキ組と縁を切れ」と言い渡すあたりの
『(搦め手を使われたら)守り切れない』というモノローグとか、
ここのタツマキの不安そうな表情、プライスレス……
今回の最後の場面、
サイタマがタツマキを止めたシーンは
ONE版ではタツマキがフブキの意識を飛ばそうとしたところを
姉妹喧嘩勝負あり、という審判的な止め方だったのが
今回の村田版ではタツマキがフブキ組に対して
死なない程度に攻撃しようとしたところを
妹の説教にしちゃやりすぎ、ヒーロー同士で潰しあうな、
という理由で止めているとか、
色々な改変部分がちょこちょことありながらも、
登場人物の行動原理として
それぞれの内心が描かれるようになったことで
より描かれている行動の深みが増しているように思います。
全体的な流れは変わらないものの、
ちょっとずれた世界線の物語を見ているような感じで
こういうのはやっぱり面白いなぁ……
そういえば
今回のツクヨミの使者である彼が、
生来の超能力者の
能力発現のアンバランスさを「欠陥」と呼び、
「滅びるべき」とまで言うということは、
ツクヨミ側は「人工的な」「調和がとれた」
「超常能力をもつもの」の誕生を
目的としているということでしょうか。
そうなると今回の魔女姉妹のみならず
現在存在しているS級ヒーローはほぼすべて
ツクヨミにとっては”不適格”な存在となるような……
ツクヨミvsヒーロー協会となる布石のひとつになるんでしょうか?