|
カテゴリ:音楽のある日
古い友人である有澤孝紀さんの通夜に行って来ました。
有澤さんは1980年にコーラス・グループSOAPでレコード・デビュー。SOAPはアルバムを1枚とシングルを1枚残しただけで解散してしまいましたが、抜群の歌唱力と音楽性で今でも一部に熱心なファンがいる幻の名グループ。ここで有澤さんはヴォーカルだけでなく、レパートリー全ての作曲とコーラスアレンジも担当していました。SOAPの他のメンバー達と親しかった私は、この頃に有澤さんと知り合ったことになります。 アルバム1枚とシングルを1枚残しただけでSOAPが解散してしまった後、有澤さんは作・編曲家として活動を始めます。「美少女戦士セーラームーン」のBGMでJASRAC国際賞を3回も受賞した他、主にアニメやCMの分野で活躍。東京少年少女合唱隊などに委嘱された合唱作品の編曲も多く、現在テレビ東京で放映中の「セサミ・ストリート」主題歌も有澤氏と東京少年少女合唱隊のコラボレーションです。 私達のグループ Voice of Tokyo がお願いした Moulin Rouge の編曲が、有澤さんの最後の仕事になりました。フランスが好きだった有澤さんは、Moulin Rougeの編曲依頼を「こういう曲をやりたかった」と言って、喜んで引き受けて下さいました。11月26日の初演を聴いて戴きたいと思っていたのですが、コンサートが終わって数時間後、亡くなったという知らせを受けました。この作品を気にかけて、この日まで頑張って生きていたのではないでしょうか。この世を去る直前の有澤さんの意識に、私達の歌が届いていただろうと思います。この編曲は、これからも大切に歌い続けて行きます。 享年54。若くして亡くなった有澤さんの歌は、SOAP時代のものの他に、自分でプロデュースしたCDにも残されており、ウェブサイトで聴くことも出来ます。彼の人柄が良く出た、御洒落で、ちょっとシャイで、もの静かだけれど暖かい曲と歌です。チャンスがあれば聴いてみて下さい。 謹んで御冥福をお祈りします。さようなら、有澤さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.20 21:09:29
コメント(0) | コメントを書く
[音楽のある日] カテゴリの最新記事
|
|