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テーマ:みんなのレビュー(171890)
カテゴリ:本
■商品名:福家警部補の挨拶-【電子書籍】 ■レビュアー:w-anko ※投稿時 ■レビュー内容 ドラマを見て面白かったので読んでみようと思い、楽天KOBOで購入。 ドラマと違う部分が多少ありましたが、全体的な流れは古畑任三郎のような、最初に犯人が人を殺しそれを追い詰めていくというお話で変わりはありませんでした。 古畑任三郎が好きだったのでとても楽しく読めました。 相棒の二岡が、小説では普通のおじさんのイメージなのだがドラマ版では ちょっと情けない感じになってしまっているのが残念。 あと、福家が自己紹介する時、小説では「福家と申します。」と言っているのに、 ドラマ版では「ふ・く・い・え・と申します。」と、まぁ解釈の違いなのだが 名前の強調の仕方に違和感があった。 珍しい名前特有のものなのだろうか・・。 最後の一冊 『すべては、本のために』、私設図書館「江波戸図書館」の館長・天宮祥子は、オーナーでありながら本に興味がなく、本を愚弄する江波戸宏久を殺害する。完全犯罪のはずだったが、本を愛しすぎたあまりに、その目論見は崩れてしまう。 オッカムの剃刀 かつて、科警研で数々の技術を残し伝説と言われた柳田は、退職後、大学で犯罪学の講師として教鞭を取っていた。しかし、同じ大学の准教授・池内に過去の“ある事”を理由に脅迫され、彼を強盗に見せかけて殺害する。犯罪学のスペシャリストで警察の捜査手法も熟知した“教授”に福家の追及が迫る。 ドラマ版では、柳田教授が「オッカムの剃刀だよ、福家君」とやたらと連呼していた印象。 本編ではそのセリフは多用されていない。 ただ、話の流れはこの話が一番面白かった。 愛情のシナリオ 役を得るためにライバル女優・小木野マリ子を脅迫した柿沼恵美。しかし、小木野の方が一枚上手だった。小木野は自分のシナリオ通りに事を進めていき、翌朝、恵美は遺体で発見される。死因は一酸化炭素中毒だった。事故かと思われたが、普段の恵美の習慣と異なる点を、福家は見逃さなかった。 月の雫 経営不振で大手の酒造会社に吸収合併される寸前の谷元酒造。合併とは名ばかりで、乗っ取り同然、しかも相手は大量生産と儲け主義に走り、粗悪品ばかり造る会社だった。良い酒造りを信念に掲げる谷元は、その矜持を守るために、相手会社の社長を殺してしまう。 もっと詳しく見る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.28 01:16:42
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