ネイルサロンにて詐欺被害の話を聞く
今日はネイルサロンに予約を入れていた。前回のアートが気に入っていて替えるのは惜しい気もしたがオフが無料の期間に変えた方がお得だしと思って予約したのだ。珍しく他に人が居ない時間で、私と入れ替わるように退店する人を見ただけだった。今日のネイリストさんとは会話が弾まず……なんかねぇ。空気読めない人だった。会話も途切れがちだし、お願いしたアートネイルは昨日から始まったばかりでまだ慣れていない感じが凄く伝わって来た。そうこうしているときに、もう一人お客がやってきて席に座るまでも無く大きな声で、興奮気味に「詐欺!詐欺に遭ったのよっ」と話し出した。なんでも警察からネイルサロンの時間だからと途中退出して警察の人との会話が終わっていないのにやって来たらしい。「急いで走ったから」とゼーゼーいってらした。私もネイリストさんも会話が弾んでないわけだしどうしても聞き耳を……というか、そんなに広い店でもないし大きな声で、興奮気味に話されるので聞こえてしまう。あらましは「ネットで買い物をしようとしたら詐欺だった」という主張である。この主張というのは警察の見解は「相手は返金の意志を示している」というもの。聞こえた内容だと「欲しいものがあってネット検索し、一番安いショップから買った」「一番安かったから買ったけど、日本語が怪しいショップだったからクレカ払いではなく振り込みにして、銀行に現金で振り込んだ」「しかし怪しい会社だと思って色々と調べていたら連絡が来て商品は在庫切れだと言う」「在庫切れなら返金して欲しいと言ったらLINE登録するように言われた」「返金にLINEってだけで、もう詐欺だって思って!」「消費者センターに相談したら警察に行くように言われて!」「そしたら警察が本気にしてくれなくて、刑事課に行くまで手間取って」「刑事さんも ”じゃあLINEでやり取りしてください”とかいうし!」「こんなの、やりとりしててIPアドレスから情報漏れない?って刑事さんに言っても大丈夫だから会話を続けてというばかりで!不安なのに会話を続けるようにいわれて」とまぁ、こんなかんじだった。聞いてて飽きなかったけど、何も解決していないのでとりあえず他人様の会話を楽しんできた。施して貰ったネイルはヴァレンタインモチーフの期間限定デザインから選んだ。可愛すぎるかなと不安になってネイリストさんに「私くらいの年齢でヴァレンタインモチーフは可愛すぎる?率直な意見を」と、まぁ、本音を聞けるはずもない質問をし「顔や服と違って、爪なんて見てる人いませんよ」なんて返答を貰った。ただ、可愛すぎるという不安を無くすためにピンク系の色を茶色系に変更するという提案をして貰った。結果的に仕上がりには満足しているので問題ない。詐欺に遭ったという主張をしていた人を残して退店したので続きを聞きたかったが聞けないままである。