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うにのこべや 菜緒にゃさん
2024.03.22
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カテゴリ:ねこ
季節的に増える時期だから書いておく。
少しでも暖かくなってくると乳離れもしてない子猫を捨てる人が出る。
念のために書いておくと猫を捨てるのは「ペット遺棄罪」になる。
ちなみに子供が拾って来たのを「元の場所に戻してきなさい」も同罪で在る。
子供が拾ってきたら保護してくれるところを探すか
自分で里親を探すか、飼うしかないと思う。

以前の我が家は二桁の数の猫が居た。
彼らは他人様から「保護して欲しい」と連れられて来ることが多かった。
多くは小学生くらいの子が拾ってやって来るのだ。
自分で拾った子は少なかった。
無責任にも「保護して欲しい」と連れてくる。
あるいは「此処にいるから連れて行って欲しい」と連絡を受ける。
そういう事情で我が家に来る猫は多かった。

発見された時には体温も下がり、脱水も起こし
つまり危篤状態でやって来る。

低体温に陥っている子は、とにかく早めに湯たんぽ(レンチンするタイプ)に乗せ
布でくるみ、体温を何度も測りつつ様子を見る。
様子を見ながら、スポイト(注射器の針の無いタイプ)でぬるま湯を飲ませる。
ぬるま湯を飲めるならミルクを作って飲ませる。
これで飲み込む力があるなら行幸だ。

多くの場合は脱水を起こしているにもかかわらず飲み込めない。
こういう子は、湯たんぽを傍に置いた状態で獣医に走る。
どのみち獣医の御世話になるのだが、危篤の子は連れていく前に水分補給くらいしたい。
できなければ皮下点滴で水分補給してもらう。
せっかくの獣医なのだから、寄生虫とか、他に気になる所も診て貰う。

獣医に行けば、その後どうしたらいいかは教えてくれる。
教えてくれるけど、まぁ、出来れば睡眠時間を削る勢いで傍で見ている方が良い。
子猫のミルクは1時間おきとか、2時間おきだ。
寝ている間も同じ頻度だから睡眠できると思ったら死なせてしまう。
湯たんぽで保温はしなくてはいけないが、保温していると脱水も起こしやすい。
つまり保温しながら、水分補給を怠ると小さな命は消える。
そんな簡単にはいかないのが捨てられている命を救う作業だ。

危篤状態ではなく、ミルクも飲めるし体温もあるなら安心だ。
健康診断として獣医に行く。
つまり元気が有ろうと、なかろうと、獣医には診て貰わないと話にならない。

まぁ、多くの子は猫風邪をひいているから獣医に行かなくてならない。
猫風邪は後遺症が残るので、これが理由で里親探しに支障が出ることもある。
鼻水が止まらないまま大人になる子とか、目やにが止まらない子だとか
カリシウィルスのせいで歯ぐきが腫れたままでウェットフードしか食べられない子だとか
そういう後遺症が出たままの子は里親探しを諦めて我が家の子になった。
なので2桁もの数が居たわけだ。

完全室内飼育もせず、不妊手術もせず
それが「猫の尊厳を守っている」などという御託を並べ
子猫が生まれたら捨ててしまう。
地域猫になった猫の子を捨てに行く。
彼らは犯罪だと知らないのだろう。

何しろ「犯罪だ」と主張して喧嘩になったので警察を呼んだが
警官の誰も「ペット遺棄罪」を知らなかったので話にならなかった。
もっと動物愛護法は周知されるべきだろう。
そうしないと「誰かが拾ってくれる」などという夢想をした無知が
いつまでも小さな命を危険にさらし、結果的に死なせてしまうのだ。

保護してから救えなかった命は数を覚えきれないほど多い。
命の重さは平等じゃないと嫌でも知らされるのだ。





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Last updated  2024.03.22 08:00:09
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