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うにのこべや 菜緒にゃさん
2025.03.13
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カテゴリ:美容・健康
PTSD​を持っているかどうかは見ても分からない。
それは精神障碍者の私が健常者に見えるのと同じなので理解しているつもりだ。

先日の通院で、いつもの介護タクシーを利用したら
前回と同じ運転士さんで、前回に引き続き「山火事」を話題にしてきた。
何やら東北の話の延長ではなく、県内でも山火事が発生したらしい。
天気の話題のように山火事などを話題にされても返答に困る。

あげく「海辺に住んでてエライ目に遭って、山に引っ越ししたら火事やねんてな」と
被災者様たちに憐れむような話しぶりだった。
いや本人は憐れんでいるだけのつもりなんだろう。

私は一瞬意味が分からず「海でも何かあったんですか?」と尋ねた。
まさか3月12日だから「3.11」の話題を振っても普通は通じるという感覚だとは思わなかった。

そして介護タクシーなどというデリケートな車内で震災に触れるとも思わなかった。

被災者を憐れむ、お悔やみをする。
一見、殊勝なことのようだが……
そういうことをできる人は元気で生きている人だけだ。

赤の他人の不幸に「お可哀そうに」などと言いふらすのは他人事だからだ。

あの日、何も起きなかった西日本の私は
何かできないかとネットと電話で奮闘し、あちらこちらと調べ
募金を手早く済ませ、犬猫の保護活動に入った。

そうして現地から様子が映像で届くようになると
嫌でも見たのが大きな津波で、悲惨な現地の有様だった。

活動したまま何年も過ごすと現地の人とも電話で話すことも出来た。
「あれが欲しい」「これが欲しい」と指定されるものが
生活必需品ではなく、何処に出しても高値で売れるようなものばかりで困った。
いっそ現金にしようかとも思った。

そういうことをしながら、私は病んだ心に「3・11」を刻み込んだ。

何もしなかったわけではないだけに傷はある。
誰かに攻められたりしていない。
だが私は、あの日は思い出したくない日になった。

まだ日が浅い能登半島は忘れられつつあるのに
首都が被災したせいか、いつまでも騒ぎ立てる「3.11」

気軽に話題にして、知らぬうちに傷つけているかもしれないと気付いて欲しい。





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Last updated  2025.03.13 11:09:26
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