NYAZILAND☆

最近の習慣として、朝の起床直後に鏡を見ている。
肌の調子の観察が目的とされたメイク教室の宿題である。
この鏡を見る習慣にネガティブな感情は浮き上がりやすい。
浮き上がりやすいので、私は自分の肌を「お肌ちゃん」と呼称することにした。

毎朝「あら、綺麗ね、お肌ちゃん」「可愛いわよ。お肌ちゃん」などと
鏡に向かって声をかけているのだが、これが自分でビックリするほど気分が良い。

私は自分を慰める方法として自分の頭を優しくなでるとか
（「いいこー。いいこー」と思いながら撫でる）
色々とやっているが鏡の中の自分を褒めるのは私に合っているようだ。

あとはセルフハグもやりはじめた。

自分を慰めるのは朝がゴールデンタイムだそうなので
起床直後に鏡を見て、自分に誉め言葉を浴びせる。
（自分で言うだけなので嫌なことは言わなければいい）
その後、セルフハグ。
さすさすと腕とか肩をさすって、ヨシヨシ、大丈夫、大丈夫と言い聞かせる。

セルフラブというほどまではいかなくて、今は自己肯定感を上げている最中である。
何しろメンタルに障害があるのでネガティブになると
極端にしか働かない私の思考は、あっという間にセルフネグレクトに入る。

セルフネグレクトをしていた時期は意識してやっていたわけではないので
「私なんて」とか「どうせ誰も見て無いし」とか
色々とネガティブに考えて自分をないがしろにしていた。
誰も認めてくれないし、生きてていいとか言われない。
それは解かった上で、私は自分を愛そうと考え出した。

セルフネグレクトをして自分を愛していなくても辛いだけだが
セルフラブをしたいと考えて自分を大事にしていると何かと楽しい。

些細なことが嬉しくなったり、楽しくなったりする。
笑っていいのだと思っていた時期から、むしろ笑顔を絶やさないようにしたいと思うようになった。

心から鏡を見て「あら、可愛いわね」と本気で言っている。
「大丈夫、大丈夫」と肩を抱いて撫でてあげる。
「良い子、良い子」と頭を撫でる。

辛いことは深く考え込まずに忘れられるように努力する。
愚痴ったり、話したりすると記憶してしまうので
私の場合は思い出しかけたら、他の事を考えて忘れるようにしている。

良いことなど何もないと思って生きているが
私は生きているし、生きている以上、辛く生きるより楽しく生きたい。

大丈夫、今日は何か良いことがある。
それは日が差していたとか、綺麗な花が咲いていたとか
そういう些細なことに気付いて「これに気付いた自分は素晴らしい」と褒めて置く。

自分を自分で褒めるだけなんだから無課金で出来る。
そうして少しだけでも健常な精神の人に紛れていい気がするのだ。