NYAZILAND☆

トレッキングポールなる​登山用の杖を買った。
勝った翌日には10%オフになっていたという悔しい思い出付きで
ただし私が買った色はセールが始まった時は売り切れていた。
どうやら、私が最後の1セットを買ったらしい。

この杖を使って、今朝は散歩に行って来た。
何しろ今まで使ったことが無いものなので、いつもより10分ほど早く家を出た。
何かで戸惑っても対処しながら歩こうという意図である。
なので、できればと思って少しだけ長めの距離を歩いた。
長めと言っても、私の散歩コースは月日を追うごとに短くなったので
最初の長距離、寒く暗くなってからの中距離に届かない短距離を
ごく最初の頃だけ歩いていた通りに急な坂道の手前まで行って戻る。

この少しの違いが足に響く。

今までは、ここまで行くと帰りが大変で平衡に立てなくなり
歩くのも足裏で地面を擦り、チョコマカと歩幅らしいものも無く歩く。
歩くというより、かろうじて2足歩行しているだけで這っている感覚である。
いや、もう、這えるものなら這っていきたいと毎朝思っていた。

今日は杖があるので、行きは楽々と歩けていたし
バランスが崩れても杖で支えられるという安心感は大きかった。
ただ杖の先の金属音は気になった。

いつも片手に持っているポーチは身体に斜め掛けした。
毎朝、ひとしきり撮影する山に隣接した場所での山の花とか
高台での朝日の撮影などは杖を地面に於いたり、立てかけたりして行った。

帰り道になると、いよいよ杖が無いと歩けないようになっているので
慎重に進んだのだが、何しろ慣れていないので地面の凸凹に杖先が引っかかる。
ちょっとした何かの設備が埋設されている金属製の蓋が地面には複数あるのだ。
マンホールなんて大きなものじゃなく小さなものがいくつもある。
これに、杖が引っかかる。

危ないので、速度を落としつつ、それでも杖無しの時よりははるかに速い速度で歩ける。
何より立ち止まってバランスを取り直したり、足幅を調整したりする回数が減った。

みっともないとか言って杖を突かない人が居ると聞いたことがあるが
私は散歩には便利なので使って歩こうと思った。

ただ買い物にも持って行こうと思っていたのを止めたのは
杖を持っていたら手が塞がるからだ。
買い物というからには商品を手に取らねばならない。
１つや２つしか買わないならカゴは持ちたくない（邪魔だから）
あと人が多い日だと言うことはア事前に分かっていたので
杖が邪魔になると言うことを考えて持って行かなかった。

決して見栄ではなく、杖が邪魔になるから持たなかった。
安全に歩くには、持って行った方が良いので人の少ない日に外に出るようにしよう。

なんいしても良い買い物をしたと思っている。