テーマ:散歩(1260)
カテゴリ:美容・健康
昨日の朝の散歩での出来事である。
出かけた時から「今日は調子が少し悪いな」とは思っていた。 出かけると直ぐに分かるのだ。 「今日はこのくらいなら歩ける」というだいたいの目安が。 分かったが「今まで無理しなかったから筋力が付きにくいのかも」とか「頑張れば歩けるはず」とか。 とにかく普段なら途中で折り返すのが正解の足の具合に関わらず、普段と同じコースを歩こうとした。 ギリギリまで歩いた。 我が家までの終盤は急な上がり坂で路面もアスファルトにしては荒れている。 フラフラとしながらも人目が無いのを幸いと思いながら歩いた。 最後の坂道の手前に車が停車した時は複雑な気持ちだった。 不格好な姿を見られるという気持ちと、この最後の急な上がり坂だけ乗せて貰えないかという気持ちが沸き起こる。しかし、見ず知らずの人に乗せて欲しいなど言えないし危険だ。 距離にして5Mないくらいだが、そこを乗せてくれというのは理解しがたいだろう。 坂道の途中には児童公園がある。 休憩に適したベンチもある。 しかし少し休んだからって歩けると思えなかった。 どうせ歩けないなら休憩するだけ無駄だと思って歩いた。 引きずるように足を運び、数歩歩いて立ち止まる。 膝が曲がってしまうのを修正して、なんとか1歩、1歩。 だが、坂道を登り切って異常に気付いた。 足が動かない。 ポールにしがみついて立っているだけで足が動かない。 玄関まで2Mあるかないか。 道を曲がれば人目も減る。元より早朝で人はいない。 お向かいさんが窓から見れば見えるとは思いつつ、私は膝をついた。 四つ這いになって進む。 片手に2本のポール、片手で体重を支える。 両ひざは何も補強してないので薄いボトム越しに小石の当たる痛みがあった。 玄関まで這って、ようやく立ち上がり家に入った。 汗が流れて、呼吸も荒かった。 無茶は良くない。 調子が悪いと思ったら引き返さないとこうなると分かった。 手の平に傷は無かったが、膝小僧は擦り傷と打ち身で赤くなった。 絆創膏と湿布薬を貼って、それでも歩きに行くのだと思っている辺りが気の触れた人間のすることである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.06.06 14:27:52
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