もう居ない子猫たち
この楽天BLOGは長年使っているので古い画像が残っている。と言っても、元々はペット日記は別の日記用CGIにあげていた。プロバイダの無料ホームページスペースにリンクを貼りペット関連は細かく、毎日書いて画像もあげていた。それが、少し更新をさぼっていた時期に(私の病状が悪化して)知らない内にCGIサーバが終了告知メールを送っていてメールに気付いたときはサービス終了していた。これだから無料サーバは怖いのだ。まぁ、ここも無料なんだけど。そのCGIサーバが無くなってその間の記録は見事に画像諸共消え失せた。その頃の一部は、ここにもある。一時期、楽天BLOGの画像容量に上限が出来て他所から画像を引っ張っていたものがある。そういうところも今はリンク切れしている。この楽天BLOG「NYAZILAND」に残っている画像で一番古い物を探したら下の画像が出てきた。我が家で生まれた子猫たちだ。一番、元気だった「くんし」(漢字は今のPCに登録してないので出てこない)この子が実は一番短命だった。生まれた時は元気だったのだが、元気であるがゆえに油断して病気になって若い内に虹の橋にいった。千生と八生流の2匹と「くんし」は母猫が違う。生まれたのも「くんし」は数週間先である。千生が病弱で、とにかく生まれて間もない時期から獣医の常連だった。八千流も病弱だったので里親候補の人に諦めて貰ったがとにかく弱い2匹であった。弱いなりに大人になって、八千流は病気をこじらせて旅立った。一番の弱さを誇った千生は名前の通りに何度も死線を越えた。千生という名前は、あまりの弱さに「千回生きる」と祈りを込めた。すっかり獣医の常連と化していたが、お世話になっている獣医さんに「実は初めて連れてこられた時、2匹とも3日と持たないと思ったんです」と告白された。生まれて間もない時から八千流と千生は獣医に通っていたからだ。「どうやって生かしたのですか?」と尋ねられて携帯のアラームを2時間おきに設定し、24時間つきっきりで生かしたと明かした。2時間あれば転寝は出来る。転寝して、保温してある子猫の傍で横になる。アラームが鳴ったらミルクを与え、排尿させ、何ミリ飲んだか記録する。記録したら再び横になる。これを数週間繰り返した。病状が安定して、なんとか普通に寝られるようになるまで傍に居た。千生は短命だと思い込んでいたが、その思い込みにより病状悪化にも気づきやすくまた本猫も獣医慣れしていて、獣医がストレスで病状悪化とかは無かった。投薬されたものも飲ませ慣れていたし、飲まされ慣れていた。錠剤を飲むことが普通だったのが千生の日常だ。10歳ころには少し病院離れしていたのに一時的に悪化したので久しぶりに獣医に連れて行ったら「まだ生きてたんですか?」と驚かれた。この画像を撮影した頃は「くんし」が一番長く生きると思い込んでいた。やはり生まれた時の丈夫さだけでは長く生きられないのだ。弱い個体でも飼い主が気にかけ、手間をかけ、お金もかけたらそれなりに長く生きてくれるのだ。それが猫にとって幸せかどうかは分からない。ただ、生きて欲しいと思ったわたしの欲望の果てに彼らは、それぞれの長さで傍に居てくれたのだ。