水無月という和菓子と猫の話
約20年前、今の家に越してくるまで知らなかった菓子だと思う。和菓子屋などに「のぼり」が出る。「水無月」と書かれている。我が家には3匹目として迎え入れた雄猫に「水無月」と名付けていた。人懐こい性格だが、猫同士の関係ではうまく立ち回れず、苦労を掛けたと思っている。猫の名前は保護した時の月例から逆算した生まれ月を名前に付けた。水無月は保護した人から短期間預かっていた知人が兄弟の2匹のうちの1匹として飼うように強く勧められた猫だ。2匹目を迎えて日も浅く、私は断っていたが自分で哺乳瓶を持って仰向けになって飲む姿は大変愛らしく心惹かれた。もう1匹よりお勧めの理由が、この姿であった。後年(2年後くらい)になって保護した人は2匹とも飼育する気だったので返して欲しいと揉めたと聞かされた。そのことを聞いた後に兄弟猫と会わせたが、互いに覚えているはずもなく飼い主の顔を立ててケンカしないだけで終わった。水無月がいた頃に和菓子の水無月を買えば良かった。のぼりが出ている店は近所に一件しかなく、中々に入りにくい雰囲気の和菓子屋なのだ。念のためにコピペしておくと「水無月」という和菓子AI による概要詳細伊勢丹】2021年東京で買える「水無月」4選。京都の夏越(6月30日 ...水無月(みなづき)は、京都発祥の和菓子で、白いういろうの上に甘く煮た小豆をのせた三角形の形が特徴です。6月30日に食べることで、夏越の祓(夏越し祓)に合わせた厄除けや無病息災を祈る意味があります。水無月の特徴と意味:白いういろう:水無月のもととなる白い生地は、モチモチとした食感が特徴です。小豆:小豆は厄除けの象徴とされ、水無月の上に乗せられています。三角の形:三角の形は、暑気払いとして氷を食べる習慣に由来し、夏に健康に過ごせるようにと祈る意味があります。水無月と夏越の祓:6月30日は、京都の神社で夏越の祓が行われる日です。この日、茅の輪をくぐったり、塩や水で身を清めたりして、半年の穢れを払い、残り半年の無病息災を祈願します。水無月は、この夏越の祓に合わせて食べられる風習があります。水無月を食べることで、夏越の祓の祈願を込めたとされる厄除けを願う意味があります。水無月は、6月30日だけでなく、6月を通して京都の和菓子店で販売されています。水無月は、京料理の定番とも言えるお菓子であり、夏の季節の風物詩として愛されています。コピペ終了我が家は京都ではないが、京都に隣接するので習慣があるのだろう。一方、猫の水無月は「6月生まれ」という推測だけで名付けたに過ぎない。丸い顔に大きな体、愛嬌のある仕草でニックネームを複数持つ子だった。このブログ名である「NYAZILAND」は水無月の相性の一つ「にゃじら」からだ。いつも不憫な思いをさせていると思いつつ、何もしてやれなかった子だ。無論、大きな体なのだから喧嘩もそれなりに強かったし、保護した人の家も2桁の猫が居たのでどちらにしても多頭も多頭の飼育環境で生きる運命だった。愛嬌の有る子なのに妙に格好いい名前で違和感は合った。居なくなってから愛称で呼ぶことが減り「水無月」と呼ぶ。あれだけ「みーにゃん」とか「にゃじら」と呼んでいたのを忘れていくかのように水無月の名を呼ぶ。水無月が幸せだったかどうかは分からない。ただ飼い主から不憫だと思われていた子なのは確かだ。