ファッション眼科
昔、私が作った言葉に「ファッション獣医」というのがあった。ペットショップやペットサロンに併設されていたりすることが多い。いわゆる健康な動物のフィラリアの薬の処方だけとか狂犬病のワクチンだけとかなら良いのではないかという病院だ。健康な時は良いけど病気の時に連れて行ったらウッカリすると病院側も意図せずトドメを刺してしまうというまぁ、平たく言えばヤブを指す言葉だ。ファッション感覚で連れていく獣医という意味である。この言葉を自分に使う日が来た。ファッション眼科である。ずっと通っていた眼科が院長の引退で閉院する。どこか違う病院に行かないとドライアイの薬が無くなると困る。しかし、困るのはドライアイだけである。視力は不安定だし、年齢的に目の病気は怖いが、今は何ともない。近所の眼科は混雑している所しかないと思っていたが。1つだけあった。眼鏡屋の真上にあるという、正に眼鏡屋のためにあるような眼科だ。これはファッション眼科だ。調べてみると空いているらしい。腕は不確かだが、全くハナから信用する気はない。ここで手を打つか。いや、でもなぁ、定期的に受けていた緑内障の検査とか最近になって右だけ斜視だと言われるようになったしなぁ。ちゃんとした混んでいる眼科に行く方が身のためか。ファッション眼科に通っていて大きなミスでもされたら怖いしなぁ。==============================眼科と言えば、一番最近行ったのは大学病院の眼科である。眼鏡の度数を測るためだけに行ったようなものだ。処方箋を戴いて、フレームは楽天市場の半額セールで買ったものを持って行く。レンズ交換だけでお願いを出してきた。しかし、この眼鏡屋……今日なんて雨だし店内ガラガラで暇そうなのに誰も書けているメガネのメンテナンスに来てくれなかった。そりゃあ、して欲しいと言えばしてくれただろうけど前にフレームを微調整して貰いに行ったときは「3カ月に一回はメンテナンスに来てください」なんて愛想良く言っていた定員も今日は暇そうに空を見るだけで話しかけても来なかった。メンテナンス、して欲しかったんだけどなぁ