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ゆっくりまったり独り言

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わんこっち1107

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2006年07月16日
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カテゴリ:文化
土曜日にむすめっちと
箏演奏家、福原左和子さんの
コンサートに行って来ました。
場所はチムサーチョイの
「Since99」という小さなライブハウス。

福原さんが香港でミニコンサートをするのは
今年で6回目だそうですが
プロによる箏のナマ演奏は初めて聞きました。

お話される時の柔和な感じとは打って変わって
演奏に入ると
集中して感情もこもるし
とても迫力があってさすがプロ
素晴らしかったです。

箏の音色は
日本料理屋のBGMという印象が強いし
また
茶道のデモンストレーションでも
いつもBGMで流すので
親しみがありますが
昔ながらの曲だけでなく
現代的な曲や洋楽をアレンジしたもの
また、最新の曲なども演奏してくれたので
楽しめました。

恥ずかしながら
曲ごとに調弦を変えて
様々な音階に調節できる
というのも初めて知りました。。。

特に興味深かったのは17弦箏の音色。
大正時代に筝曲家の
宮城道雄が開発した新しいタイプの箏で
普通の箏は13弦ですが
17弦ではチェロ並みの低音域が出る
とのことです。

この箏で独奏曲「火垂る」を演奏したのですが
この曲は沢井忠夫が1980年に
野坂昭如の小説「火垂るの墓」に触発されて
作ったそうで
重々しい音色で
心を揺さぶられるような感じがしました。

また、ソロだけでなく
尺八と13弦、17弦の箏との合奏も
面白かったです。
香港で箏を教えている日本人の先生と
香港人の尺八の先生とのセッションでは
福原さんはソロの時と違って
実に楽しそうに演奏していました。

箏の音色は非常に繊細なので
演奏中は
エアコンを切るほど気を使っていましたが
時おり外の車のクラクションが聞こえたり
どこからともなく
ニンニクの匂いが漂ってきたりしたのには
思わず苦笑してしまいました・・・。

通りに面した雑居ビルのワンフロアーだから
仕方ないけれど・・・
どこか防音で音響の良いホールなどで
演奏できたらもっと良かったのでしょうね・・・。



<豆知識>

コトという楽器には箏の字を使うのが正しい。
現在では琴の字を使う人もあるが
もともと箏と琴とは違う楽器である。
胴の上に柱(じ)を立てて演奏するのを箏、
立てないのを琴という。
古くは
弦を張った楽器はすべてコトといった。
たとえば琵琶のコトなど。

日本には古く埴輪にも見られるが、
奈良時代から現在まで
神楽や東遊びなど神事に使われている
和琴(わごん)は6弦で、
長さは190センチ前後。
のち雅楽の楽器として
中国から伝来したものなどを参考に
改良されて、
現在のような13弦のコトとなった。
長さは180センチ前後だが一定しない。

17世紀に八橋検校(1614~85)が出て、
基本の平調子(ひらじょうし)の調弦を定め、
名曲を数多く作曲した。
ほかに現在では宮城道雄考案の17弦、
宮下秀冽考案の30弦、
野坂恵子考案の20弦(現在は21弦)などがあり、
低音楽器
あるいは独奏楽器として使用されている。

基本の材質は桐材で、
弦は以前は絹糸だったがテトロン糸に、
柱や爪も
プラスティックに変わりつつある。
調弦を変えることによって、
ほとんどの音階に対応できる。






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最終更新日  2006年07月17日 02時07分58秒
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