相思相愛(15歳のワイマラナー)
これまた、先日、一本の電話がありました。「15歳のワイマラナー、しばらくあずかってくれる?」ワイマラナーのような超大型犬で15歳といったらけっこうな高齢犬です。なかなかのご長寿犬。よくよくお話をうかがってみると飼い主さんが入院されるとのことで、面倒をみる人がいないとのこと。急なことで飼い主さんも困った様子。ってことで、おじいちゃんワイマラナー、しばらく当院でお泊りすることになりました。誰にでもこういうケースはありえる話です。皆が健康であることが一番の望みですが、どうしようもないことだって、誰しもあることです。飼い主さんの身からすれば、自身の体も大事でしょうが、こういうときってそれ以上にペットのことを心配してしまうものです。入院中、病床に横になりながらも、大事なペットのことが気になってしまうものです。大切なことは、飼い主さんが一日も早く、元気になること。飼い主さんが がんばれば、ワンコもがんばり、ワンコが がんばれば、飼い主さんもがんばれるはず。飼い主さんが喜べば、ワンコも喜び、ワンコが喜べば、飼い主さんも喜べるはず。飼い主さんが安心して過ごせれば、ワンコも安心でき、ワンコが安心して過ごせれば、飼い主さんも安心できるはず。相思相愛ですね。お互い離れ離れになって寂しいこと間違いなしでしょうが、どこか、いつも心の中でつながっていることをパワーにして、ワンコも飼い主さんも安心して過ごしてほしいものです。15歳なので、歳相応にときおりフラフラとおぼつかない足取りでお散歩に出かけています。それでも、一日3回、4回、お散歩に出たがるので、元気なものです。飼い主さんと再会できる日を心待ちにしているのは誰よりもワンコが一番強い気持ちでいます。笑顔で会える日を楽しみに今しばらく、もうしばらく、がんばろうね。