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わんにゃんかんぱにぃ

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2024年04月
2012年10月27日
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新着コメント覧に‟NEW“マークがあったので、のぞいてみた。
約3年前に書いたブログへのコメントだった。
まただ。やっと3年近く経ったのに、またこういう内容のコメントだ。
人の心をほじくりかえすコメント内容。 こうしてまた落ちついた頃に、突然こういうコメントがある。なぜに、そんな昔の内容に、コメントがくるのか。約3年経ったけど、まだあるね。そのたんび、思い出させられる。思い出したくないこと。やぁ~っと 心が癒えても、またぶりかえす。やっぱりまだだめだな、思い出してしまう。


本当の事情や心の内って、当事者たちにしかわからないことだと思うけど、
他人は それに対して、どうとでも好きなように言う。人の心に土足で入り込むようにして。グサッとくる。どうでもいいことだと聞き流せば済む話だが、自分の性格かな、さらっと流すことができない。
何をしても、人は 何とでも言う。それが常。

あー、思い出すなぁ。
みんな結局は、お金なんだなと、感じる。
最終的に、「金」「金」「休み」「休み」という気持ちが伝わってくると、
自分としては どうもしっくりこないところがあった。

彼女もそうだった。はじめに、「動物看護師になりたいです」「がんばりますっ!」「働きたいです」そう言って、けっこうな勢いで、働きはじめた。私自身、彼女のそういう気持ちを後押ししたく、院長に彼女の採用を頼んだ。でも、半年経ち、1年経ち、慣れてくると、人って変るもんだ。誰でもそうだ。だんだんと ひと皮むけ、ふた皮むけ、、、、、、、「命」よりも「金」かな、と感じることがでてきた。
彼女だったらきっと、看護師の資格をめざして、がむしゃらになってくれるだろうと信じていたが、結局最後まで、看護師の資格を取ろうと挑戦することも、動くこともなかった。その“ふり”だけだった。


彼女は、私が大事にしていた犬を殺した。ちいちゃい犬だった。
14年間、連れ添っている‟おじゃ“ から産まれた子だった。
体は小さいけど、負けん気たっぷりで、一生懸命生きてたよ。
ほんとに、かわいかった。大事に大事にしてた。
その子を彼女が抱っこして、不注意で、落とした。地面にたたきつけられた瞬間、“ボキッ”とも‟グシャッ“ともいう耳触りの悪い音がした。そして、それとともに、その子がとてもとても痛そうに悲鳴を発した。私の目の前で起きた出来事。心臓が止まるぐらい驚き、あわてた。
そして、数日後、その子は命を落とした。
意図的ではないにしろ、私が大事に大事に育ててた犬が、それをきっかけに死んだ。とてもとても受け入れ難いことだったけど、これが現に起きたことの事実です。

そして、もうひとつ。
彼女は、私が大事にしていた鳩を殺した。骨折して運ばれて来た鳩。私が毎日スポイドで餌をあげながら面倒みていた。
その鳩が、入院中の猫にやられた。。。なぜって? 彼女がケージの中を掃除した際の不注意。猫に食べてくださいといわんばかりの状況にした。
そのときの様子、今でも鮮明に覚えてる。呼ばれて、あわてて、ケージの前に走った。あたり一面、血と無数の羽が飛び散っていた。その状況、想像できますか? 悲惨だよ。猫は鳩をくわえ、爪をたてて、抱きかかえていた。鳩の首はもげて、だらんとなっていた。

この2件とも、
私は、自分で遺体を箱につめ、花をたむけ、お寺に行ってお経をあげてもらい供養した。
どういうふうに心の悲しみや葛藤を消化していいのか、ずっと苦しんだ。
この怒りをどこにぶつけたらいいのか、苦しんだ。
しかし、何でもそう。やられたほうは、苦しいが、やったほうは 時間とともに、記憶が薄くなっていく。
彼女自らから、
一輪の花をたむけることもない、
ごめんなさいということもない、
もちろん、お葬式代を1円たりとして出すこともなかった。
最後まで。


他人に、こうした事のひとつひとつ、なにが理解できようか。
他人に、本当の事実とそこに込められた思いと、人が信じれなくなるに行きつくまでの経緯の何が理解できようか。
ただ単に、ブログの短編を読んだだけで どれほどのことが理解できようか。
非難なんていくらでも言える。それを言うのは簡単だ。
だけど、言葉ではうまくいい表せない感情の数々を、他人はどれほど理解できようか。
そんなものできるはずがない。
当事者にしかわからない実情がそこにはある。



ある日、
心臓病のわんちゃんが専門病院で手術を受けることになり、そのために、多額の手術代が
必要になった。どうにか、手術に成功してほしい、また元気になってほしいというみんなの思いで、その子への思いを込めて、募金活動を行った。病院に通われている飼い主さんからも、数々の声をいただいた。全然、会ったことない人や、お話したこともない人からも募金や手紙が集まった。みんなの思いが集まって、本当にうれしかった。この気持ちが、少しでもその子に届け!そう願いを込めていた。
しかし、その一方で、彼女からは 1円の募金もなかった。
毎日、その様子を、目の前で眺めているのが、
私はとってもくやしかった。
他人からしたら、どうでもいいことかもしれない。人それぞれの価値観なんだし、募金をしないくらいのこと、くだらないたわごとだと感じるかもしれないけど、同じ職場で働いている身として、彼女のそうした心が、私には受け入れ難かった。



彼女が相当の給料やボーナスをもらい、相当の休みをもらい、相当の手当てをもらい、
他人が聞いたら、十分に納得できる額だ。
彼女個人の犬たちの血液検査代やお薬代、フィラリア予防薬や治療のときの点滴代、注射代、耳掃除代、点眼代から、、、いろんなものの優遇を病院から受け、支払いをせずにいたことも 受け入れてた。
だが、彼女は、そんなこと ぜーんぶあっちのけで、
自分に都合のいいことだけを書き綴っていた。
だからこそ、そのことを知った時、その文章を読んだ時、
私には、ものすごく くやしい気持ちがこみ上げてきた。

人と働くということは ある意味、難しいことだ。
同じモチベーションで、と思ってたが、価値観の違う他人どうしが集まるわけだから、
それはそれは難しいことだとどこかで感じた。
だけど、
この業界に入る人、みんなはじめは持っていただろう「動物が好き」という気持ち。
それを最優先に大事にしてほしかった。
だが、現実、人は大人になるにつれ、なんとなく変わってくる。
やっぱり、お金なんだな。そして、お金は人を変える。大人になるにつれ、どこか、ずる賢さや甘えがでてくる。
動物が好きとか、命が大事だとか、
それはキレイごとのうわっつらの話で、
損得で物事を測る物差しを作りだす。


私が彼女に抱いていた期待感や愛情は、きっかけがあって、憎しみに変わった。
亡くなった子たちは もう二度ともどってこない。
それを目の前で見てきた私の心の中からは、その出来事が一生涯、頭から離れることはない。
不平不満を言う前に、
彼女自身の過ちで、不注意で、命を亡くしてしまった子たちに 手をあわせ、花をたむけ、
心の底から、
「ごめんなさい」と言ってほしかった。
自分がおかしてしまった失敗を胸の内に忘れずに、
一生懸命、命と向き合い、働いてほしかった。
そうやって、少しでも 彼らの命の重みを受け止め、報いてほしかった。
それが、私の本当の心の内です。
今でも、強く、強く、そう思っています。
目の前に来て、
あのときは「ごめんなさい」と、そう言ってほしい、と思っています。
かわいかったあの子たちが、
どうして死なないといけなかったのか。わたしは今でも、その葛藤を消化しきれていません。
あの子たちが、天国に無事、行けているのだろうか、ちゃんと成仏できたのだろうか、
その葛藤が ずっと心の中に残っています。
殺した方は、忘れてる。でも、殺された方は、ずっとずっと胸につかえてる。
こんな思いを汲み取ることもなく、
ただただ、不満を言う。その根性が許せなかった。


今の子たちは、すぐにお金だ、休みだと言う。
でも、本当に、心底、自分が心を向けた仕事だったら、その言葉は一番には出てこないと、
私はそう考えています。
自分が本当に夢見て、憧れを抱いて手に入れた仕事なら、
まずは 3年でも4年でも、がむしゃらにそこに没頭してみること、それって、とってもすばらしいことじゃないかと思う。
看護師という仕事。なりたくても慣れない人なんて、いっぱいいる。縁がない人だっていっぱいいる。人の医療と違って、動物病院の看護師は、国家資格も民間資格も、実際には何の資格も必要としない。なくたって、誰でも働ける。だから、気持ちの甘さが余計にでるのだろう。
せっかく動物医療の中で働くなら、その甘さを捨てて、一生懸命勉強して、立派な看護師の資格をとって、そして、一人前の看護師としての誇りをもって、働いてほしいと思う。


どこの世界にも、そこに関わっている人にしかわからない事情がある。
だけど、周りの人は、やんや、やんや、いろんなことを言う。
自分にも、彼女にも、お互いに言いたいことがあるだろう。
だけど、
どこかで歯車がはずれたら、それを修復するのはとても困難だ。
どこの誰だかわからない人から、
ブログを読んで・・・ただそれだけで、
あんたは甘ったれすぎだのなんだの、コメントされたくない。















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最終更新日  2012年10月28日 00時12分19秒



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