放射線療法(I・放射性ヨウ素の与薬)
放射線療法は年齢・性別などによって考慮される。簡単に説明するとI放射性ヨウ素を経口的に与えられ甲状腺組織を破壊させる。一種の放射線治療であり放射線を飲むのだから造血臓器や生殖器への影響も避けられない。放射線は体内に残存する。妊娠可能な女性は今後妊娠をした時に胎児に奇形などの影響を与える可能性もあるのであまり進めない。(アメリカの報告では今の所、放射線療法をしたバセドウ病の患者が妊娠・出産をして奇形児を出産した事例はないが、日本ではまだ放射線に対し危険な意識が強い為、このように言われるのだろう。)放射線療法を行うにあたり2週間~1ヶ月の入院を要する。I放射性ヨウ素を効果的に取り入れる為に一定期間ヨウ素を含む薬剤や食品(わかめ・昆布などの海藻類)を禁止しなければならない。I放射性ヨウ素を与えると吐き気・嘔吐・不快感・発熱などの放射性宿酔がみられる事がある。また服用したI放射性ヨウ素は尿中に排泄されるので患者をアイソト-プ隔離室に隔離して観察をする必要がある。放射線療法で甲状腺の組織を破壊するので治療後に甲状腺機能低下症を起こすことがある。