ワインヲタ入門生のチラシの裏

2014/03/10(月)12:22

ライナー・ザウアー エッシェルンドルファー・フュルステンベルク・ ケルナー・シュペートレーゼ・トロッケン2011

ドイツワイン(109)

今回はドイツ、フランケンの白です。 エッシェルンドルファー・フュルステンベルク・ケルナー・シュペートレーゼ・トロッケン2011。ライナー・ザウアーは1979年にフランケンに立ち上げられたワイナリーです。フランケンらしく、最も力を入れているのはシルヴァーナーで、実に栽培面積の6割にものぼるのだとか。その他、ミュラー・トゥルガウやリースリング、そして、このワインに使われているケルナーといったものが栽培されています。 価格は、写真のお店で3675円。 色は薄い黄色。微かなツヤ感もあったでしょうか。 香りは、確かに緑の堅い葉っぱ的なニュアンスがありましたが、日本のケルナーほど強くはないでしょうか。メインの要素はフルーツで、グレープフルーツやライムといった柑橘、それにリンゴや軽い洋ナシ、メロンっぽさといったものが感じられました。その他、フローラルやマスカット、ミネラル、それに軽い酵母的な雰囲気もあったでしょうか。 味わいは流石フランケンというべき辛口。ただ、ドライというような感じではなく、ほんのりと果実味もあります。酸も中庸な感じで強すぎずいいバランスです。また、エキス分が強く、ボディ自体はミネラル感もあってタイトな印象ですが、力強さは感じました。後口に軽い苦みも。 今回はあまり食事とは合わせませんでしたが、金柑のソースを使った鴨の料理をつまみましたところ、金柑との相性はなかなかのもの。香りの面で柑橘っぽさがはまるのはもちろん、辛口な味わいは金柑の甘みとも違和感なく混ざり合いました。 その他、この純粋な感じに合わせるならやはり和食でしょう。白身魚の昆布締めなどは、ワインの強さや綺麗さに、白身魚の食感や旨みがよくはまりそうですし、これからの季節味の強い山菜のテンプラなども面白そうです。 フランケンのワインは力強く男性的、なんてよく聞いたものですが、なるほど、このワインを飲めばその意味がよくわかります。 しなやかで強く、直線的で純粋さも感じるワインでした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック!

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