ワインヲタ入門生のチラシの裏

2014/04/17(木)22:14

マルゲーヌ ブリュット・プルミエ・クリュ

泡モノ!(221)

今回は久々にシャンパーニュです。 ブリュット・プルミエ・クリュ。生産者マルゲーヌはモンターニュ・ド・ランスのヴィレル・マルムリィのメゾン。チョーク質の土壌でシャルドネに適しており、その栽培が盛んな土地です。マルゲーヌは、そんなマルムリィのトップ生産者の一つ。やはりシャルドネを多く用いるほか、リザーヴワインの使用にこだわっており、このブリュットにはなんと7つものヴィンテージを使用しているのだとか。 セパージュは、シャルドネ93%、ピノ・ノワール7%。価格は、写真のお店で4104円。 色はシャンパンゴールドだが、そこまで濃くはなく淡い感じ。 泡は、細かさはあるもののかなり強め。勢いがあります。 香りは、酵母っぽさもありますが、ナッツやカラメルっぽいニュアンス、それに蜜っぽさとシャルドネ感がよく出ている印象。さらに、少々のハーブっぽさ、それに白コショウなどの軽いスパイスっぽさもあり、白ワイン的雰囲気を感じました。その他、石灰っぽいミネラルのニュアンスも。 味わいは、乳酸系の丸く、しっとりした酸が印象的です。一方、果実味はほんのりと酸の背景的な存在感。加えて、後口にかけて少々の渋味のようなものも感じられました。ボディはミディアムライト程度で、ミネラルもそこまでごつくない柔らかなもの。 今回は、食事とは合わせずケーキをつまんだくらいでしたが、これがなかなか。 タルト生地の台に乗ったあまり甘味の強くないチーズケーキをつまみますと、チーズの甘み、タルトの甘み+香ばしさにワインの果実味や香りが結構填まりました。 また、ピスタチオのケーキもいい感じで、ピスタチオのまったりした風味に、ワインの香り、特にナッツっぽさやカラメルっぽさが割と引き合ってくれました。果実味の印象は消えがちですが、酸とケーキの甘みは悪くありません。 香りが印象深い1本でした。個人的には、実はあまりシャンパンシャンパンしているものは得意ではなかったりするので、こういったタイプの方がいいかななんて思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る