2015/02/07(土)18:22
ドメーヌ・チュロニス ラール・オゼ2011
今回は、先日満月だったということで南仏自然派のロゼです。
ラール・オゼ2011。生産者ドメーヌ・チュロニスについてはあまりよくわかりませんでしたが、ここ10年位で創業したラングドックの生産者のようです。農地や環境の保全等を目的とする、テール・ド・リアンというシステムの中で農地等を借りワイン作りをしているのだとか。
セパージュはコー=マルベック100%。価格は、写真のお店で2257円。
色は赤いです。真紅のバラ的でしょうか。また、ノンフィルターという事でちょっと濁りもあります。
香りは、ベリー感しっかり。赤ベリーのニュアンスが中心で、少しブルーベリーも見えたでしょうか。そこに、色合いに似合ったバラの花的な要素や南仏らしい茶色いスパイス、それに微かながらスイカないしウリ科の果実的な雰囲気が感じられました。その他、華やかな香水っぽさも。
味わいはバランス型。特段果実味や甘さが強いという事は無く、中庸な感じです。また、この手のワインらしい旨みの多さも感じますね。ただ、酸は気持ち大人しい目で、明るさはありアクセント的な存在感です。渋みも後口にかけて少し感じられました。ボディはミディアム程度で、エキス分も程々。
まあ、食事との相性に関しては汎用性高いです。
サーモンとアボカドを醤油で和えたものをつまんでみますと、サーモンやアボカドの脂感にワインの仄かな渋味や赤い香りが行けますし、旨みの相性も良好。また、魚系ではカツオのたたきや脂の乗ったブリの刺身なんかにもいい感じ。クリアーな質感や果実味、渋みが旨み、脂にやはり合いますね。
肉類では、流石に牛ステーキなどは厳しいでしょうが、ローストポークや焼き鳥なんかはいいつまみでした。特に、やはり豚肉とロゼはいいですね。豚独特の柔らかな旨みにワインの中庸な味わいが嵌りますし、一方でその柔らかさの中にある鉄っぽい旨みも引き出してくれました。香りにも、何やら共通項があったような。
穏やかなロゼです。いわゆるビオ臭的なものも感じませんでしたし、まさに南仏の優しいロゼといった感じでした。
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