2016/02/08(月)23:05
ミドルシスターワインズ ミドルシスター”スウィート&サッシー”モスカート
先日の岡山ワイン協会ワイン会の協会独自輸入ワイン、今回から甘口3種です。先ずはモスカートの白。
ミドルシスター”スウィート&サッシー”モスカート。甘くて生意気、という名前ですが、サッシーには「強気な女の子のカッコいい生意気さ」みたいな意味があるそうで、このワインも甘口ではあるものの、それだけではない部分を持っている、という事なのでしょうね。
色は青みがかった黄色系ですが、ツヤがあり黄色さをはっきり感じられます。
香りはモスカートらしいマスカット香がしっかり。そこに、白コショウ的な軽いスパイスやグリーンハーブ、バニラ、黄色い花、紅茶といったものが加わります。ただ、やはりフルーティさが一番で、マスカットに加え、青ベリー、洋ナシ、ライチ、メロン、それにグレープフルーツやスウィーティといった、大き目で少し苦みのある、シャキシャキした柑橘のニュアンスがよく出ていました。
味わいは、甘みしっかり。糖度を感じる強さのある甘みで、そこにやや控えめな印象のしっとり系の酸と旨みが加わります。後口にかけては、柑橘のニュアンスに似合った苦味もほんのりと。ボディはライトでさらっとした質感ですが、一方で収斂味も感じられ、なるほどただ甘くて柔らかいワインではありませんね。
資料には、辛い料理、軽いチーズ、食後の果物と合わせてみてと記載されていました。
辛い料理はよさそうですね。以前、タイ料理店でスウィートチリソースの利いた揚げ物やサラダとドイツのムスカテラー=マスカットを合わせて非常にいい相性でしたが、このワインもそれと同じように、チリソースの甘さとワインの甘さ、そしてハーブのニュアンスとワインの香りとの引き合いが見られそうです。
チーズなら、しっかり甘いのでブルーと考えがちですが、モスカート系は貴腐などよりは軽いので、シェーブルなど、資料にある通りチーズも軽めの方がいいように思います。
果物なら、この時期ですしイチゴやリンゴでもつまんでみると面白いかも。
カリフォルニアのモスカートを飲んだのは初めてですが、豊かな太陽による高い糖度を感じさせるワインだったかなと。度数は10.5度しかありませんが、逆に言えばしっかり甘さが出て収斂味もあるのに度数が10度を超えているわけで、その辺はらしいなあと。
甘口という事で、好き嫌いは分かれていたようですが、個人的にはこの感じのワイン好きなんですよね^^
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