ワインヲタ入門生のチラシの裏

2016/11/23(水)09:36

サントリー ジャパンプレミアム・甲州2015

日本ワイン(347)

さて、大分時間がたってしまいましたが、今回からサントリー登美の丘ワイナリー見学の際のワインです。先ずは定番のこちらから。 ジャパンプレミアム・甲州2015。日本の土地で、日本らしいワインを作ろうというサントリー・ジャパンプレミアムですが、その中でも日本の品種にスポットを当てたシリーズのワインになります。現在は、このジャパンプレミアム甲州の他、登美の丘シリーズの泡とスティルの3種類を手がけているそうですが、今回の訪問の際、やはり耐病性や収穫時期など土地に合っている事、何より日本オリジナルの品種であることから、サントリーとしても今後もっと力を入れていきたいというお話でしたので、またタイプの違うもの等もリリースされるかもしれませんね。 価格は、写真のお店では1479円。スーパーなどでも見かけるのがうれしいですね。 色はまあ甲州らしい薄く、淡いものです。辛うじて黄色さも伺えるかなというくらい。 香りはやはり柑橘のニュアンスがよく出ており、グレープフルーツ、温州ミカン、カボス、スダチ等々黄色いものから青いもの、和柑橘は勿論洋のものもあったでしょうか。その他、青リンゴ的な雰囲気や遠くに白桃、それに軽いハーブ、ビワの葉、若干の山椒の実のような要素といったものがあったように思います。また、軽い蜜っぽさも。 味わいはバランス型。繊細な果実味に対し、フレッシュさを感じる明るい酸があります。バランスはいいですが、やや酸が前目かもしれません。口当たりはパリッとしたクリアーさを感じるもので、ボディはライト。ミネラル感や、少々の硬質感すら感じられたかもしれません。後口にかけては、少々の渋味も感じられたでしょうか。 今回は試飲でしたので食事とは合わせていませんが、結構華やかな香りでだったりするので、白い肉類と合わせても存在感が消されないかなと思います。やはり、焼き鳥辺りつまんでみたいですね。モモ肉を塩で、あるいは紫蘇と梅で、なんてのにも良さそうです。 また、これからの季節なら鍋でしょうね。美味しい鳥肉で水炊きというのもいいでしょうし、豚肉などと一緒にちゃんこ鍋にも良さそう。醤油ベースの味わいでも、あまり醤油の味が濃いものでなければ問題なさそうです。また、魚介系でももちろん行けそうで、寄せ鍋やフグ鍋等色々合わせてみたいところ。 前のヴィンテージなど、何度か飲んだことのあるワインですが、この2015はこれまで以上に良かったようにも思います。シュール・リーで仕上げる、本当に基本的な甲州ですが、香りも味も詰まっており、非常に好印象でした。 にほんブログ村

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