ワインヲタ入門生のチラシの裏

2016/11/29(火)09:14

サントリー ジャパンプレミアム・マスカット・ベーリーA2014

日本ワイン(347)

秋のサントリー登美の丘ワイナリー見学の際のワイン、続いては赤。ベーリーA2種類のうちの1つ目です。 ジャパンプレミアム・マスカット・ベーリーA2014。山梨県産のベーリーA63%、長野県塩尻産のベーリーAが37%という比率で、山梨産のものはステンレスタンクで1年熟成、塩尻さんのものは樽で1年熟せさせているそうです。収穫時期もやはり異なるそうで、山梨では9月頭から10月中頃まで、長野では10月半ばから末位までが期間になるのだとか。 楽天内では1479円程度です。 色は赤みのある感じで、ルビーカラーといったところでしょうか。 香りは、シナモンなどの茶色いスパイス感がよく出ており、さらに軽いカラメルや焦げてきな香ばしさといったものも少々。そこに、イチゴやラズベリー、クランベリーなどの小さな赤いフルーツやそれらのドライフルーツといったものが加わります。また、遠くにはニンジン主体の野菜ジュース的な雰囲気も見えたでしょうか。ファンタグレープ的なフォクシー感はさほど感じられませんでした。 味わいは旨みとしっとりした酸の印象が強い柔らかな辛口。果実味は繊細で、ほんのりと広がります。渋みの印象はあまりありません。舌触りにもタンニンの存在感はないですね。ボディは勿論クリアーさや滑らかさを感じるライトですが、ハリや密度を感じるものではありました。 これを食事に合わせるなら、肉類ならまあ鶏でしょうね。焼き鳥なら塩でもタレでもいいでしょうし、ローストチキン、から揚げ、トリの天ぷら、トリ肉じゃがや筑前煮などいろいろと試せそうです。醤油ベースの味わいにも問題なく馴染むでしょうね。 ただ、魚系でも行ける、といいますか、魚系の方がより相性の幅は広いかも。マグロやカツオなどの赤身、それにブリや秋刀魚、アジなどの青魚系でも行けそうです。食べ方も、ネギマ鍋やステーキ、ブリ大根、アジフライなどの日の入ったものは勿論、脂のある程度乗ったものなら、刺身や寿司などの生系にも行けちゃいそうです。 価格帯も手頃ですし、まさにベーリーAのスタンダードといったいい1本だったように思います。ベーリーAのワインを初めて飲むというとき、その入り口として選ぶ価値があるかなと。勿論、飲みなれた人が、普段飲みのベーリーAとしてというのにも間違いのないワインでしょう。 にほんブログ村

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