テーマ:ワイン大好き!(30223)
カテゴリ:オーストリーワイン
今回のカーヴ・ド・テールさんのオーストリーワインディナーのワインはやっぱりブラウフレンキッシュ。
ブラウフレンキッシュ2013。生産者は珍しい、ブルゲンラントのゲミシュター・サッツを手がけるグロッサー・ワインですが、こちらは単一品種によるものです。ただ、20区画の畑から収穫したブラウフレンキッシュをブレンドして用いています。こちらのワインも1リットルですが、それは1960年代位までオーストリーではワインボトルは1リットルだったことから、その伝統を守りたいとの思いで復活させたからだそうです。 価格は、3200円程度のようですが楽天内には無し。こちらの写真も取れておりませんので、エチケットはインポーターさんのサイトにてご確認ください。 色は深い赤黒で、黒の印象が強いですね。透明度もあまりありません。 香りはブルーベリーやプラム、ドライプルーン、アメリカンチェリーといった、やはり色合いに似合った色のしっかりしたフルーツ感がよく出ています。また、バルサミコっぽさやカラメルといったニュアンスも。その他、スミレやナッツ、軽い乾燥グリーンハーブといった要素や、少々の干し肉のような雰囲気も。 味わいは果実味しっかりで、渋みもこれまでの2本の赤より大分存在感があります。舌触りにはタンニンがキッチリ感じられます。酸は乳酸系で穏やか。果実味と酸の裏方に回っている感じですね。ボディはやはりミディアム位でしょうか。丸さや柔らかさがありますが、同時にしなやかさも思わせるような口当たりでした。 会では、パスタのボスカイオーラのタイミングでのご提供でした。 パスタの、トマト由来のフレッシュな酸やキノコの旨み、肉の旨みといったものが、ワインの味わいに馴染む感じはありますが、どちらかと言うとワインがパスタの味わいを吸収するような感じ。つまみとして、という感じですね。 という事で、ゆっくり飲んでメインの牛舌元と豚舌の赤ワイン煮にも合わせてみましたが、これは肉の旨み、特に牛のそれとはバッチリで、味わいに立体感や深みが出る感じでした。 2013年と若く、畑も良好、さらに、ボトルも1リットルと容量があるという事で、まだまだ強く、フレッシュなワインだったかなと思います。これがさらに熟成していくとどうなるのか、興味深い1本でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月27日 22時30分04秒
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