985184 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【ログイン】

ワインヲタ入門生のチラシの裏

2017年07月14日
XML
前回前々回と、東京でのシャトー・ラグランジュのセミナー&ディナーの記事でしたが、その翌日もサントリーさんのイベントでした。
今年は、9月にジャパンプレミアムシリーズの中の、塩尻産ブドウを使ったワインのラベルを一新し、塩尻ワイナリーシリーズとして販売を開始するという事で、4月にはそのセミナーにお招きいただきましたが、今回は実際に、塩尻のワイナリーとそこで造られるワインのブドウを生産している畑を見学させて頂く、というものでした!

  • KIMG2466.JPG

新宿から、特急スーパーあずさを利用し2時間半程度で塩尻へ到着です。ワイナリーは、塩尻駅の真裏にありますのでアクセスは非常に楽ちんです。

  • KIMG2467.JPG

ただ、実は普段は非公開だったリ。今回は特別に中を見せて頂けました。なお、塩尻ワイナリーフェスタ等イベントの際には一般開放されることもあるそうですので、当該イベントのサイトなどをチェックしてみてください。

  • KIMG2468.JPG

先ずはワイナリーに集合した後軽く解説を頂きました。4月の時のものとある程度重複していましたが、ワイナリーが1936年に完成したことや、塩尻では明治の終わりごろからコンコードやナイヤガラの栽培がおこなわれており、そのブドウの販売先としてワイナリーの設立が望まれ、五一わいんの林五一さんらが、赤玉の原料を欲していたサントリーに働きかけ、企業誘致した、といったお話を伺えました。
写真のものが、9月からリリースされる塩尻ワイナリーシリーズのラベルです。

  • KIMG2475.JPG

上記軽い解説を頂いた建物は、2013年に建てられた新しい施設なのですが、ワイナリー内のセラーなどは1936年の設立当時のものが現役だったりします。こちらも当時のものです。

  • KIMG2478.JPG

セラーの周りは盛り土がしてあり、半地下のような作りとなっています。木造で、もみ殻の入った2層構造の屋根を持っており、空調設備は付いていません。しかし、流石と言うべきか、門を開いていただき階段へと踏み出した瞬間、明らかに涼しい事がはっきりとわかりました。

  • KIMG2482.JPG

外気温は、夏は35度くらい、冬はマイナス20度にもなる日があるとの事ですが、セラー内は、勿論温度の変動はあるものの、夏場でも20度くらい、冬場でも5度くらいにしかならないそうです。
樽は色々でフレンチオークなどもありましたが、ベーリーA用のミズナラ樽もありました。香りゴリゴリの新樽ではなく、穏やかな焼きで、何度か使用するそうです。樽の傍を歩くと、木とワインの、甘さのあるいい香りを感じられました。

  • KIMG2484.JPG

これは23年のものですので今年で6年目ですね。サイズが256リットルというのも珍しいところでしょうか。

  • KIMG2487.JPG

こちらは醸造設備で、最初に少し解説を頂いた、2013年建造の建物の中にあります。畝ごとに仕込めるという大きなタンクがありました。また、醸造・栽培については、シャトー・ラグランジュとの技術交流も盛んにおこなわれているようです。因みに、現ラグランジュのバイスチェアマンである椎名さんは、元は塩尻で原料の買い付けなどを行っていらっしゃったのだとか。
立派なタンクがありますが、数自体は実は結構少な目だったリ。ワイナリー自体も登美の丘と比べますとかなり小さく、ワイナリー内のことは全て自分たちで行っているそうです。普段非公開なのも、要は来客に対応するための部署を設置するだけの人員が居ないからだそうで、塩尻ワイナリーの意外な一面もみることが出来ました。

  • KIMG2494.JPG

さて、続いては岩垂原メルローでお馴染みの岩垂原のブドウ畑へ。バスでの移動でしたが、結構な下りでした。ワイナリーと畑では数百メートル単位での標高差があるそうです。確かに、ワイナリー周辺では暑かったですが日陰に入ると風が割と涼しかったりしたのですが、畑ではガッツリ暑かったですね^^;ただ、それでも畑も730mくらいの標高にはなるそうですが。

  • KIMG2496.JPG

お邪魔させて頂いた畑は山本さんが手掛けるその名もズバリな山本園。塩尻ワイナリー設立当時からのお付き合いだそうで、現在で2代目。塩尻ワイナリーのブドウ購入先は今でも「赤玉出荷組合」という名前で、こちらの山本さんはその組合長さんをされています。
山本さんからも色々なお話を伺えましたが、印象的だったのは岩垂原の気候について。雨が少なく昼夜の寒暖差が大きいというのは当然のこと、周囲の他の土地と違い、山の配置などの関係から風の流れが絶えずあり、それが病害虫の影響なども低減させてくれているのだそう。
ポルトガルなどでは、風が強すぎて害虫が付かないというような場所もあるという事を聞いたことがありましたが、ここも、そこまでという訳ではないでしょうが、風の恵みがあるのだなあと。ただ、その分天気は読みづらく、どんなに飲んでいても天気予報のチェックだけは欠かせないそうです。

  • KIMG2501.JPG

あと、もう一つ印象的だったのは、サントリーさんからの要求が多く、面倒だけどいやいややっている、と言うお話です^^;まあ冗談の部分も大きいでしょうが、それでもかなり栽培について色々な話をするようです。
塩尻ワイナリーは誘致されたという設立の経緯から、現在でも使用するブドウは全て買いブドウとなっているそうですが、栽培面でも深くかかわりを持っているようでした。
そんな中で、自分が手掛けたブドウを使ったワインがコンクールで賞を取ったりしていき、山本さんご自身も最近ではいいワイン用ブドウを作る事への喜びや楽しみを感じられているのだとか。
因みに、この写真の畝は1980年の畑になるそうで、その樹齢は37年!

  • KIMG2503.JPG

こちらがその37年ものの木。品種はメルローです。こちらでは、メルローを中心にベーリーAもやっているとの事。
この時期では特に葉の剪定に力を入れているそうで、どんなに糖度が高いブドウになったとしても、きちんと房に風と光を当ててやらないと良いワイン用ブドウにはならない、一房に対し葉っぱ15枚くらいが一番いいと言うお話でした。その15枚というのも、長年にわたる経験によって得られたものの様でした。

  • KIMG2493.JPG

畑で驚かされたことはなんといってもこれ。岩垂原の名前は伊達ではなく、岩や石がゴロゴロ。畑を作るときに出てきたものが積み上げられているとのことでした。火山灰性の土壌の中に岩だらけという土壌だそうで、そういった環境から、果樹(特にリンゴなど)や桑の木くらいしか栽培されていなかった土地だそうです。
そこに、欧州系品種に適しているのではとサントリーさんが目を付け、山本さん達契約農家さんに栽培を依頼、最初はやはり失敗も多かったそうですが、それでも現在に至っているという、ワイン造りの歴史をより具体的に感じることも出来ました。

  • KIMG2508.JPG

ここで嬉しいサプライズが。なんと、この山本園のブドウを使った岩垂原メルローと塩尻ベーリーAを、畑を目の前に飲ませて頂けることに!

  • KIMG2507.JPG

快晴の空の下、緑の輝く畑を見ながら、その畑のブドウで出来たワインを頂く、というのはやはり素晴らしい贅沢だったなと。特に、塩尻マスカット・ベーリーA 2014の爽やかさは、このシチュエーションにバッチリ嵌っていました。

今回が初長野、初塩尻でしたが、その高い標高や岩のある独特の環境、岡山ではそうそうお目にかかれないリンゴの木のある風景など、非常に印象的でした。
そういった環境の中で、サントリー塩尻ワイナリーと契約農家さんが、かなり緊密な、しかし、馴れ合うだけではない関係を築き、ワイン造りが行われているんだなと言う事をよく理解できました。
ワイナリーと言いますと、どうしても自社畑、というイメージを持ちがちですし、今までお邪魔させて頂いたワイナリーさんもほぼ自社畑をお持ちのところでしたので、こういう契約農家さんオンリーというのは新鮮でしたし、また、あり方としてこういうのもアリだよなあと思える経験になりました。

さて、この後は松本市内でランチを頂きつつの塩尻ワインの会ですが、そちらは続きます

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村






最終更新日  2017年08月06日 22時45分40秒
コメント(2) | コメントを書く
[ワイナリーへ行って来ました] カテゴリの最新記事

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

楽天プロフィール


ぱんだしゅりけんさん

岡山在住のワイン好きです。飲むことも食べることも好きです!

フォローする


■ 趣味・関心キーワード
ワイン  グルメ  岡山  徳島  レシピ  ブログ  料理 

カレンダー

日記/記事の投稿

カテゴリ

お気に入りブログ

暫く降雨か。 New! HABANDさん

シャトー・メルシャ… New! busuka-sanさん

【大迷惑】田園都市… New! shuz1127さん

楽天市場で買ったも… New! ミユウミリウさん

エマニュエル・ルジ… hirozeauxさん

イタリア フリウリ… ken2137さん

コメント新着

うさこさん@ Re:鳴門のエルムンドさんをお迎えしてのドイツワイン会をしました!(10/08) 選りすぐられた素敵なワインと料理の数々……
うさこさん@ Re:ニューカレドニア産のハチミツは興味深いです(04/15) 先日は楽しい時間を有り難う御座いました…

フリーページ

ランキング市場

サイド自由欄


Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.