テーマ:ワイン大好き!(30213)
カテゴリ:その他の国
1日日本ワインバーも終了したという事で、またイコンシリーズへ戻ります。今回はシラーズ。 シラーズ2015。イコンのワインメーカーはヤノーシュ・コンヤリ氏で、自身のワイナリーも持っていますが、2007のイコンの設立段階から加わっており、2008年にはハンガリーの年間最優秀ワインメーカーを受賞しています。また、ハンガリーでのワイン造りに置いて、バリック熟成を最初に実践した人物でもあるようです。 価格は1500円程度でしたが楽天内にはやはりありません。 色は黒紫。透明度はゼロですし、エッジも紫です。 香りは赤ベリーや黒ベリー、それらのジャム、さらにはプラムやダークチェリーといったフルーツ感が強く、時間経過で赤ベリー、特にイチゴ系のニュアンスがよく出ました。また、シラーズらしい茶色いスパイスっぽさしっかり。その他、ヨードの雰囲気や鉄っぽさ、それにスミレやバラといった花、ココアやチョコ、ナッツといったものも。あと、若干の干し芋?のようなものも感じられたでしょうか。 味わいは、香りの印象からすると思いの外バランス型。果実味の印象はみずみずしく感じられるも優しいもので、その真ん中に明るい乳酸がビシッと入ります。タンニンは流石にたっぷりあり、アタックから渋みがあり後口も締めます。舌触りにも印象がありました。ボディはミディアムくらいで、透明感や滑らかさを感じる質感です。 これも、実は春ごろに飲んだもので、菜の花の天ぷらをつまんだところ、油の印象を流しつつ、香ばしさと菜の花の香り、軽い苦みといったものがワインの香りの黒いニュアンスやバランスのいい味わいによく合いました。 あと、油+野菜では茄子の揚げびたしなんてのもいいつまみでしたし、シラーズにはやっぱり肉と言う事でローストビーフ、あるいは焼鳥やレバニラといったものもいいつまみでした。 ただ、面白かったのが魚介で、脂の乗ったブリやアジがよく合うのはまだ納得ですが、イカ刺しがいいつまみだったのは驚きでした。イカの味の濃さ、甘みとワインの果実感が妙に馴染みますし、ねっとりした質感にワインのクリアーな質感が嵌ります。また、そのねっとりさのおかげかタンニンの印象を少し和らげてもくれました。 生イカに合うシラーズと言うのも驚きでしたが、質感こそミディアムだったものの、香りにしろ味わいのバランスにしろシラーズらしさはちゃんと楽しめました。ただ、強いハーブ感といったものはなく、穏やか、エレガント系のシラーズではあったように思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月06日 23時35分29秒
コメント(0) | コメントを書く
[その他の国] カテゴリの最新記事
|
|