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ワインヲタ入門生のチラシの裏

2017年09月18日
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今年の7月、サントリーさんのブロガーイベントで塩尻ワイナリーの見学へお邪魔させて頂きましたが、それから2か月後経った今、畑の様子を再び見学させて頂けることになりました!
塩尻へは、新幹線で名古屋まで行き、名古屋から特急あずさに乗り換え。計4時間弱で到着です。

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ワイナリー到着後、9月5日に塩尻ラベルのワインがついに発売になったことや、日本ワインコンクールで多くの賞を受賞されたお話等をして頂いた後(おめでとうございます!)、早速畑へ移動です。
前回は、岩垂原の山本園さんのみへお連れ頂きましたが、今回は桔梗が原の塩尻園さんへも行くことが出来ました。塩尻園さんは、元々契約農家さんだったそうですが所有者の方がご高齢という事で、畑の管理をサントリー塩尻ワイナリーさんが直接行っているそうです。

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今回も、塩尻ワイナリーの篠田所長にお話を色々と伺えました。この塩尻園の管理を通して、改めて栽培の難しさを実感されたそうです。
そんな塩尻園では、短梢仕立ての垣根栽培を実践しています。長梢では、実の熟度にばらつきが出たり、翌年分の枝が縦に伸びすぎてしまうのだそう。
塩尻園の土壌は御岳由来の火山灰になるそうで、水はけはよく、粘土に似た感じになっています。また、岩垂原のように礫質がゴロゴロと言う感じでもありませんので、保水性もまずまずあるようです。

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塩尻園ではメルローを栽培しており、樹齢は20年位。主に塩尻メルローに使われているそうですが、基本的に単一畑表記の岩垂原メルロー以外は各地の畑のブドウのワインをアッサンブラージュしています。以前は、デュオ・ダミに使われたこともあるのだとか。
今年は、5~7月までは良い気候だったものの、梅雨明けからは日照が少なかったそうです。特に8月の色づきの頃は日照量が足りないのは勿論、雨もあり、粒の大きいブドウになってしまった他、熟度にばらつきも出てしまったとの事。ちなみに、この日現在での塩尻園のメルローの糖度は18度くらい。
22度あれば、ワインにした際アルコール度数は12度まで上るという事で、目標はそこ。乾燥した年であれば、糖度は24~25度にまで達することもあるそうです。

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塩尻園では、木の上に傘掛けも行っています。最近は、やはり気温が上がっているそうで昔と比べブドウをきっちり完熟させられるようになったものの、晩腐病に悩まされることも増えてきたそうですが、その晩腐病を媒介するのが雨と言う事で、対策としての傘掛けだそうです。
ただ、やはりなんといっても適期の作業、特に房周りの除葉で、風通しを良くすることと房へ十分な光を当てることが一番大切、との事でした。

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さて、塩尻園に続いては岩垂原の山本園へ。山本さんにも合流して頂き、また見学させて頂きました。こちらでも、8月中旬ごろから色づきが始まり、摘房も行って後は熟度が十分に達すれば収穫、という状況との事でした。

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山本園では、1980年のメルローなども栽培されていますが、こちらは2010年と若木。最近、岩垂原メルローに使ったり使わなかったりだそうです。若木のブドウは、色も味も濃いものになるとの事。

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こちらは樹齢の古い畑。左の粒の小さい房がメルロー、右の粒の大きい房がマスカット・ベーリーAになります。
上記の通り、塩尻園では今年の8月雨がありましたが、桔梗が原で雨の時でも岩垂原では雨が降らないという事もあるそうで、実際今年の岩垂原は中々いい年になったそうです。
山本園では、傘掛けも行われておらず、それでいて10月下旬までブドウが畑で健全な状態のままだそうで、篠田所長も、塩尻園を手がけ始めてあらためて、この山本園の凄さを感じたとのお話でした。

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山本園では生食用のナイヤガラも栽培されており、今回一房いただいてしまいました^^甘みとフレッシュな酸が美味しかったです。
さて、ブドウと言いますと、今回塩尻園のメルロー、山本園の2010年メルロー、1980年メルローの粒をそれぞれ食べ比べさせて頂いたりもしました。塩尻園のものは穏やかでバランスが良く、山本園2010年は、味が濃いというお話の通り、甘みの強さが印象的でした。一方、1980年の方は、これは見事なもので、味の濃さもありますがそれ以上に深さ、立体感とでもいうようなものを感じられるものでした。

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畑見学の後は、ワイナリーでこの9月5日に発売されました塩尻ラベルのワインのテイスティングです。塩尻マスカット・ベーリーA2015、塩尻マスカット・ベーリーA・ミズナラ樽熟成2014、塩尻メルロー2014、岩垂原メルロー2014、塩尻メルローロゼ2016の5アイテムになります。

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各ワインの細かな感想はまた個別記事にしたいと思います。
印象としましては、赤4種に関しまして、結構固いなあと。特に、ベーリーA2種類には、以前のヴィンテージのものと比べて、よりしっかりした印象を受けました。ただ、それが抽出が強いとか果実味がごついとか樽香がキツイといったものではなく、深さ、凝縮感が変わった、という感覚だったことは驚きでした。
ブドウの出来も年々よくなっているというお話でしたが、山本園のメルローが古いもので1980年栽培開始ということで、いよいよいい頃合いに入ってきているのかもしれません。その辺の影響もあってか、樽の使い方も変わっており、ミズナラ樽ベーリーAも、ココナッツ香は大分おとなしく、果実香との調和をより強く意識したものになっていましたし、メルローについても以前はフレンチオークで2年熟成だったところを、1年熟成に変えたとの事でした。
一方、メルローロゼは、岩垂原メルローのセニエになりますが、相変わらず柑橘のニュアンスもある華やかな香りを楽しめました。ただ、味わいは渋みの印象もしっかりあり、旨みもあって、夏に飲んだ過去ヴィンテージより厚みを感じるものでした。

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テイスティングの後は、松本での懇親会会場へ移動、だったのですがその前に面白いものを見られました。この時期は契約農家さんからのブドウがワイナリーへやってくる時期ということで、ワイナリーの醸造施設内にはブドウの糖度を図るキットが。糖度の計測は、ランダムに選んだ箱の中のブドウの房の上、中、下から果粒を採取し行うそうです。

今回も非常にいい経験となりました。夏に見た山本園の畑をこの時期にまた見られたというのも興味深かったですし、畑や樹齢でのブドウの味わいの違いを知れたというのは、まさにこの時期のワイナリー訪問ならではの経験でした。また、糖度測定のお話等も、やはりこの時期のものと言えますね。
そして、実際前回今回と見ることのできた、よい環境、丁寧な仕事で栽培され、さらに糖度チェックや選果を経たブドウで造られているからこそ、成程あれだけしっかりした塩尻ラベルシリーズのワインが出来るんだなと言うのを強く感じることも出来ました。

ということで、ワイナリー見学の後は松本での懇親会ですが、そちらは続きます

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最終更新日  2017年09月27日 15時21分11秒
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