テーマ:ワイン大好き!(31310)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
ワイナリーでの試飲の後は、松本市内へ移動しての懇親会です。 会場は、松本で日本ワインを飲むならと聞いたとき、日本ワインファンの方々から真っ先に名前が挙がるといっても過言ではないかもしやさんです。 今回のメニューです。この会に合わせてご準備頂いたお料理と、サントリーの塩尻シリーズのマリアージュを楽しめました。 先ずは1品目。牛肉の叩きです。赤身の旨みをバッチリ堪能できました。 合せたのは塩尻メルロロゼ2016。色同士を考えての組み合わせだそうで、大根おろしがたっぷり乗っているのはその風味がメルローロゼに合うから、とのお店の方からのお話でした。 確かに、やや厚みのある味わいが牛肉にも負けませんし、大根おろしの香りはロゼのフレッシュな赤いフルーツ香に馴染む感じでした。 続いては、アボカドとマグロのワサビ醤油和え。アボカドとマグロの旨みの相性の良さはよく知られるところですし、それらと醤油の組み合わせも鉄板ですね。そこに、信州名物のワサビの辛みと香りがよく映える、といった味わいでした。 合せたのは塩尻マスカット・ベーリーA2015。アボカドマグロの旨みと醤油のコクに、ベーリーAを合わせるという狙いだったそうです。 成程、ベーリーAのバランスの良い味わいとその奥の旨みに、アボカド鮪+醤油の組み合わせは悪く無いですね。特に、醤油の風味があることで黒果実感や凝縮感のあるベーリーAの味わいとの親和性が深まっているように思えました。あと、ワサビの香りとの相性も中々。 こちらは、タラのフライ、ゴボウの和風クリームソース。鱈の淡白な味わいに、クリーム感の強過ぎない、そしてゴボウのゴロゴロ感が楽しいソースの相性が面白い一品でした。 合せたのは、塩尻マスカット・ベーリーAミズナラ樽熟成2014。こちらもベーリーAと魚の組み合わせですが、フライにゴボウのソースと言う所がポイントですね。 合せてみますと、ミズナラ樽の香りと厚み、タンニンが、衣の油や香ばしさによく合い、後口もキレイさを残してくれます。また、ゴボウの効き目はてきめんですね。香りは勿論、味わいの面でもクリーム+ゴボウがワインのコクや渋みに馴染みます。 肉料理は若鳥のレバーソテーです。添えてあるソースはハチミツ。レバーのコクのある味わいと滑らかねっとりな食感に、ハチミツのコクを添えてやると旨みがグッと深くなるのは驚きでした。 このお料理には、塩尻メルロ2014です。若鳥のレバーソテーはお店のスペシャリテの一つだそうで、こういったしっかりしたワインには手堅く合わせられるからとのチョイスだそう。 レバーソテー単体でも悪く無いのですが、ハチミツを掛けてワインと合わせますと単体の時よりも味が一気に立体的になる感じに。ハチミツの甘みがワインの渋味を引き立てすぎるのではと思ったのですが、ワインの渋味や旨みとレバーの味わいの間に上手くハチミツのコクと香りが入り込んで、全体に一体感が生まれました。 最後はジビエのミートパスタです。使われているのはイノシシと鹿。勿論信州産です。肉の旨みが、トマトの甘みや香り、絶妙な塩気がまろやかに、かつはっきりと豊かに感じられるパスタでした。 最後のワインは勿論岩垂原メルロ2014。このワインの奥深さには、やはりジビエだろうということでの組み合わせです。 もう、これは間違いないですね。2種類のジビエの旨み、そこに加わるトマトのコクや甘味が、ワインの深いフルーツ香やしっかりしたタンニン、収斂味といったものにがっちり嵌りました。 各お料理とも、素材の旨さが感じられ、かつ、それを引き立てつつ味が弱いとはならないい感じの塩加減で、お料理そのものも美味しかったです。また、マリアージュの組み合わせも楽しませて頂けました。 中でも、ミズナラ樽と鱈のフライの組み合わせは、通常のベーリーAではこうはならないだろうという衣との相性の良さがあり、個人的にパン粉で揚げたものと赤ワインの組み合わせって結構悩ましかったので、いいヒントを頂けました。また、レバーソテーとハチミツにメルローで、こんなに良くなるのかというのも驚きでしたね。 ワイナリー&畑の見学と試飲、そして懇親会と、楽しく、貴重な経験をさせて頂けました。どれも印象的でしたが、やはり塩尻ワイナリーシリーズの各ワインが、ラベルだけでなく味わいも結構イメージチェンジしていたことが一番の驚きでした。過去ヴィンテージとの飲み比べなど、またワイン会をしてみたいところです。 今回もありがとうございました! ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月21日 00時44分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[ワイナリーへ行って来ました] カテゴリの最新記事
|
|