テーマ:ワイン大好き!(30213)
カテゴリ:泡モノ!
さて、今回から先日のオーストリアワイン大試飲会で飲んだワインの、メモを取れたものを記事にしていこうと思います。先ずは泡から。 キュヴェ・カタリーナ・ロゼ・ゼクト・ブリュット。生産者はヴィーニンガー。ゲミシュター・サッツでお馴染みの、ウィーンのワイナリーです。キュヴェ・カタリーナは、ウィーンの中でも銘醸地として知られるビザンベルクに植えられている、樹齢20年のツヴァイゲルトを用いたロゼスパークリングになります。製法は勿論シャンパン方式で、8グラムのドサージュを行い、2年の瓶内二次発酵を経てリリースされます。 セパージュは、そのツヴァイゲルト100%。価格は、楽天内では写真のお店で4428円。 色はオレンジがかった極めて淡いピンクです。 泡は、流石にきめ細かく、量も多いですが持続力は程々。 香りはフレッシュなイチゴを中心に赤ベリーのニュアンスがありつつ、洋ナシやピンクグレープフルーツ等、この手の色合いのロゼ、特にツヴァイゲルトを用いたものらしい白のようなピンクのような雰囲気がよく出ています。ただ、フルーツ香の中でも、ちょっと柿っぽい気配があったのは印象的だったかなと。その他、グリーンやピンクのコショウ、それに緑のハーブっぽさといったものも感じられ、白に近いロゼという印象は持ちました。 味わいは、この手の色合いのロゼにしては結構果実味のアタックがあります。ドサージュ8gの影響もあるかなと。アタックから後口にかけて、グレープフルーツ的な少々の苦味もあります。酸は明るくフレッシュなものですが、旨みを伴うものでもあります。ボディは、ミディアムくらいの印象はあり、丸さやエキスのハリを感じる質感ではありました。 当日のお料理の中では、やはりスモークチキンのサラダにはよく合いました。ワインの意外と丸さのある質感と、旨みを伴う酸が、鶏肉の脂の落ちた旨みによく合いますし、野菜の甘みと果実味の相性も良好。 その他、このワインに合わせるとしたら、やはり魚介系でしょうね。マグロの赤身やサーモンとの相性の良さは勿論、甘みと香りのよさのあるイカ辺りとのマリアージュも是非試してみたいものです。 肉類ではやはり鳥肉でしょうね。焼き鳥で、モモ肉を塩で頂くなんてぴったりではないかなと。 ヴィーニンガーと言えば、上記の通りゲミシュター・サッツの名手として、それこそこれからの時期ホイリゲなんて非常にいいものを作りますが(新酒なのに瓶熟が必要という代物です)、このスパークリングもバランスがよく、厚みや味わいの乗った流石の出来でした。 価格的にはRMのシャンパーニュが買えるくらいのレンジにはなりますが、あえてこれを選ぶという選択も個人的には十分ありかなと。 非常に淡い色合いです。インパクトよりチャーミングさを楽しむといった感じで、大分先になりますが桜の季節にも良さそうです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月18日 23時43分56秒
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