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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年10月24日
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さて、先日のオーストリアワイン大試飲会で飲んだワイン、メモを取れているものは今回で最後となります。
ピノ・ノワール2011。生産者カイザーは、ノイジードラーゼーの西側、ブルゲンラントの作り手になります。やはり、地域的に赤ワイン造りに力を入れており、29ヘクタールの畑の8割はツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、ピノ・ノワールとなっているそうです。その土壌としては腐植土、粘土となるようです。また、現当主の祖父は岐阜の多治見修道院に1938年に派遣され、帰国するまでの14年間の間、同修道院でのワイン造りに携わられるとちょっと日本と縁のあるワイナリーでもあります。
価格は、楽天内では写真のお店で2835円。

ややオレンジも感じるルビーカラー。透明度もしっかりあります。

香りは、やはり赤ベリーのニュアンスが強く、その中でも、そのドライフルーツも含めクランベリー系の雰囲気がより多めにあったように思います。また、より色の濃いニュアンスもあり、ブルーベリーやブラックベリー、プラムといった気配も。加えて、コケモモっぽさもあったように思います。その他、軽くココアやチョコといった要素も感じられましたし、乾燥ローズマリーなどのハーブっぽさや、若干の鉄っぽさもあったでしょうか。

味わいは、突出し過ぎる要素はなく、基本的にバランスの良いタイプとなっていますが、アタックは果実味の印象が主となってはいます。それを、しっとり系の明るい酸が追いかけてくるというような印象。渋みもあり、果実味や酸の背景を静かに流れているといった感じ。ただ、舌触りにタンニンの存在感はあります。ボディはミディアムライトといった程度で、丸さ、柔らかさを感じふわっと広がるような口当たりでした。

会のお料理では、やはり肉類との相性がよく、サラダに入っているシンプルな味わいの鶏肉に対してもその旨みを引き出しつつソース的な噛み合い方もしてくれますし、一方で味のしっかりしたシュニッツェルとも、衣の味わいに負けることなく、ソースのコク、豚肉の旨み、衣の油に対しワインの黒いニュアンスや果実味、渋みがよく嵌っていました。
その他、このワインに合わせるなら、これはもう王道なところで、鴨のローストなどよさそうです。ソースも、茶色いものでも大丈夫でしょうし、シンプルな塩コショウのみと言うのもいいでしょう。

バランスがよく、ベリーフルーツのニュアンスがありつつも軽い黒さも感じると、素直でよく出来たピノ・ノワールと言う印象でした。物凄く複雑、というタイプではありませんが、飲んでにっこりできるワインかなと思います。価格もそこまで高いものでもありませんし、一度ワイン会ででも使ってみたいところです。

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最終更新日  2017年10月25日 09時34分21秒
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