ワインヲタ入門生のチラシの裏

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と言う事で、今回から先日のワイン会のワインです。先ずは泡から。
エルネス・ラペノー・セレクション・ブリュット。生産者はG.H.マーテル社です。1869年にエペルネに設立されたメゾンで、7社の生産者を傘下にもつ、フランス国内売り上げナンバーワンという大きな会社になります。エルネス・ラペノーは、そんなマーテル社が「最もお手頃なシャンパン」をコンセプトに手掛けているブランドで、オーナーのラペノー家の名前が付けられています。瓶内二次発酵から2年間の瓶熟を行います。
セパージュは、ピノ・ノワール50％、ピノ・ムニエ40％、シャルドネ10％。価格は、楽天内では3100円位です。

色はしっかりしたレモンイエローといった所。
泡はキメは価格帯なりのそこまで細かい！というものではありませんが、量は豊富で持続力もあります。

香りは青リンゴっぽさや洋ナシのニュアンスがよく出ており、そこにミカンや軽いグレープフルーツ、レモンなどの柑橘っぽさや白い花、微かな白コショウ、乾燥ハーブといった要素が加わります。また、シャンパーニュらしいブリオッシュやクッキー、ミツのような香りも勿論ありますが、フルーツの方がやや前に出るバランスではあったかなと。

味わいはしっとり太い、それでいて明るい酸がビシッとインパクトに入ります。果実味は、繊細で柔らかいものが、その酸の周りを漂うといった印象。旨みも感じます。ボディはミディアムライトくらいで、丸さや柔らかさを感じるものではありますが、一方でハリや、ミネラル感もよく感じられました。

会では、鴨、ソーセージ、サンマ、チーズとどれとも問題なし。中でも、ソーセージはその凝縮した旨みと脂に対し、ワインの旨みや明るい酸がよく合いました。
しっかり辛口に味わいなので、合いにくいものを探す方が難しいくらいのタイプかも知れません。コース料理をこれ1本で最初から最後まで通すというのもありでしょう。

酸味基調ではありますが、香り、泡、ボディ、味わいと各要素のバランスがよく、シャンパーニュを飲んでいるという実感を持たせてくれる1本でした。また、流石大手メゾン、それがこの値段でと言う所もうれしいですね。これからの季節、クリスマスにお正月にと活躍してくれそうです。

エルネス ラペノー セレクション ブリュット

こちらのお店では3100円。海鮮の鍋物なんかにも面白そうです。


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