テーマ:ワイン大好き!(30151)
カテゴリ:南アフリカワイン
さて、先日のワイン会のワイン、2本目はソーヴィニヨン・ブランです。ただ、フランスでもニュージーランドでも無く南アフリカのものになります。 イングルウッド・ソーヴィニヨン・ブラン2015。生産者ニール・エリスは南アフリカ最大のワイン産地であるステレンボッシュのワイナリーです。1989年設立とかなり新しいですが、既に同地を代表する生産者として認知されています。パンゴリンシリーズなどは、コスパワインとして日本でも人気ですね。南アでは、ソーヴィニヨン・ブランの栽培面積が増えているようで、総栽培面積の10%程度となっているのだとか。 価格は、1400円程度ですが楽天内にはありません。やまやで扱われていることが多いようです。 色は薄い黄色。淡いと言っていい程度ですが、微かな青みも感じます。 香りはソーヴィニヨン・ブランらしいグリーンハーブや芝といった緑のニュアンスや、グレープフルーツ、レモン、ライムといった柑橘、青リンゴ、グースベリー、それに少々のパッションフルーツといった要素が感じられますが、突出した要素はなく全体的に落ち着いた、優しい印象の香りでした。また、微かに石灰的な雰囲気も。 味わいも、香りに似合ったバランス型のもので、やわらかで優しい酸が軸にありつつもそれが明るい酸、少々の苦味を伴っています。苦味は、果実味と酸に比べれば2つくらいトーンの低い程度の存在感です。ボディはライトですが、ハリと目の詰まった印象を受けるものではあります。透明感を感じました。 会でのつまみは、これまたどれとも喧嘩せず。ハムステーキの味の濃さと脂にはちょっと圧され気味でしたが、他のものとは、塩気と旨みに対しワインの果実味や酸がいい対比になりつつうまみを引き出してくれる感じでした。ただ、香りのマリアージュは残念ながらどれともそこまでではありませんでしたね。 参加者の方々からも同意見が聞かれたのですが、このワインにはやはり魚だなと。サーモンやイカ、貝類のマリネや白身魚のカルパッチョなんかに良さそうですし、お寿司やお刺身とも合わせたいところ。また、緑のニュアンスに合わせて、春野菜や青菜などを使った和食にもいいかも。 バランスがよく、味わいもしっかりあり、それでいて品種のらしさも感じられるワインで、こういったワインが1400円程度で手に入るというのは南アの嬉しいところだなと。 メジャーな産地ながら意外とどこにでも売っているという事も無く、飲む機会の多くない南アワインですが、もうちょっと色々飲みたいところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月31日 14時33分08秒
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