テーマ:ワイン大好き!(30232)
カテゴリ:日本ワイン
今回は、前回に引き続いての丹波ワインです。自社農園のソーヴィニヨン・ブランになります。 丹波鳥居野ソーヴィニヨン・ブラン2016。ソーヴィニヨン・ブランのリリースは久しぶりだそうですが、2016年ヴィンテージの際に畑の整理などがあったようです。また、圧搾機をこの年から窒素重点型に変え、空気との接触をかなり減らせたとの事。そんな2016年は、7月8月の雨が例年の半分程度となったそうで、特に、9月に雨があったため収穫の遅い品種には影響が出たものの、収穫の早い品種にとっては非常によいヴィンテージのようです。 価格は3240円程度。 色は青みがかった薄い黄色。典型的な色合いですが、黄色がそこまで淡くないのが印象的。 香りは流石に柑橘のニュアンスが強く、中でもミカンや柚子、ブンタン、スダチ、カボスといった和柑橘の雰囲気が出ています。また、グレープフルーツやライムっぽさも少々。そこに、グリーンハーブや、若干のパッションフルーツ的な南国フルーツっぽさ、それに軽いリンゴやカリンといった要素や、オリーブオイル、微かな白い花っぽさといったものも感じられたでしょうか。 味わいは、温度の低い状態では旨みを伴う酸のアタックが強めで、果実味は繊細なものと言う印象ですが、温度上昇、時間経過とともに結構果実味が膨らんでくる感じはありました。ボディは、微かな膨らみの印象も無いわけでありませんがまあライトボディですね。滑らかでクリアーな、岩清水的な質感でした。 このワインは自宅でも飲んでおりますので、色々合わせてみました。 鱧の焼き霜造りをつまみますと、表面を焙ることで際立つ鱧の香りに、ワインの和柑橘っぽさがぴったり馴染む感じでした。また、明るい酸が鱧の深い旨みにサッと明かりを射してくれるような感じですし、じわじわ広がる旨みと果実味も、一体感を見せてくれました。 また、面白かったのが、岡山名物黄ニラでニラ卵をしてみましたところ、卵とも喧嘩しませんし、黄ニラの香りや甘味との相性がよく驚きでした。味は中華風でしたが、鶏ガラダシの餡とも行けます。 その他、ポテサラや柿の白和えなどもまずまずいいつまみになりましたし、シンプルに塩鮭でもいけました。 丹波さんのソーヴィニヨン・ブランは、昔飲んだことがあるはずなのですが、その時と比べますと香りの華やかさや味わいの強さ等、より目鼻立ちのはっきりした印象は持ちました。 ヴィンテージの影響もあるのでしょうが、より適した畑のブドウが、より樹齢を重ねたことや、圧搾機の変更なども影響しているのでしょうね。 最近は日本でもいいソーヴィニヨン・ブランが作られていますが、それらと並べて飲んでみたいと思わせるワインでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月19日 20時54分32秒
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