ワインヲタ入門生のチラシの裏

2017/11/23(木)23:10

ドメーヌ・ロン・デパキ シャブリ・プルミエ・クリュ・レ・ヴァイヨン2014

フランスワイン(188)

前回がシャルドネでしたので、今回も続けてシャルドネです。 シャブリ・プルミエ・クリュ・レ・ヴァイヨン2014。生産者ロン・デパキは1791年創業という大変歴史ある作り手で、1972年にはボージョレー・ヌーヴォーでお馴染みのアルベール・ビショーの傘下に入りました。シャブリ全体のグランクリュの1割に当たる9ヘクタール、さらにプルミエクリュも16ヘクタールを所有するなど、ビショーの傘下に入ったことで大きく変わりました。因みに、このヴァイヨンには4ヘクタールの畑を持っているとの事。 価格は、楽天内では現在、リンク先のお店が4680円で最安値のようです。 色は明るい麦わら色ですが、軽いツヤ感も無きにしも非ず、といった所。 香りはレモンやグレープ部ルーツといった定番のニュアンスがあり、さらに、ボンタンアメのような雰囲気も若干あったような。他に、洋ナシやリンゴ、カリンといったフルーツ香も感じられました。その他の要素としましては、ビャクダン的な白い花、根菜や土っぽさ、石灰の気配といったシャブリで連想される要素がキッチリ。また、ハーブっぽさや、微かなベッコウアメ、それに、カスタードといったものも感じられたように思います。 味わいは、果実味のインパクトが割としっかりあります。ただ、そこはシャブリ、太く明るい酸がビシッと、果実味に負けない強さをもって入っています。ボディは、ハリと目の詰まった印象こそ受けますが、基本的にライトボディで、滑らかさや柔らかな印象を受けるものでした。 食事との相性は、こちらもかなり幅広かったです。 まあまずは魚介と言う事でお刺身を合わせたところ、マグロやホタテといった、滋味深い、味わいのしっかりしたものとの相性がやはり良かったです。果実味のインパクトやボディの質感の影響でしょうね。また、サーモンの脂にも負けず旨みを引き出してくれます。それも、サーモンの引き立て役になるのではなく、ワインの美味しさにサーモンの美味しさを無理なく取り込む、といったような印象だったのは面白かったです。 他に、塩鮭で潮汁をしてみたのですが、これとの相性も良好。塩鮭の塩気と旨みに対し、ワインの果実味や酸が引けを取らず、しょっぱい印象を抑えつつ旨みを際立たせる感じでした。具にした根菜やキノコともいい感じ。 それでいて、チキンソテーのヨーグルト粒マスタードソースなんかにも合いますし、こんにゃくやはんぺんの金平が、いいつまみになったりと、いい価格帯のワインではありますが食中酒として大いに活躍してくれました。 実は、前回の長野シャルドネとはほぼ同じタイミングで飲んでいます。開けたてのインパクトは長野シャルドネも負けてない感じでしたが、抜栓後3日目4日目くらいになりますと、味わいや香りの残り方にしっかり差が出たのは流石でした。 均整が取れていて、かつ、味わいもしっかりしており、さらには食事にもよく合うと、ちょっといいディナーなんかに楽しむには最適なワインではないかなと。クリスマスのオードブルやチキンにもいいでしょうが、お節と合わせるのも楽しそうです。 【正規品】ドメーヌ・ロン・デパキ シャブリ・プルミエ・クリュ レ・ヴァイヨン '14 Domaine Long Depaquit フランス/ブルゴーニュ/一級/辛口/フルボディ/750ml/メルシャン【希少品・取り寄せ品】 久々にシャブリを飲みましたが、やはりいいですね。個人的には、あまりキンキンしたものより、この位ボリューム感のある方が親しみやすかったりはします。食事にも、より合わせやすいのかなと。 にほんブログ村

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