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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年12月27日
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関西でも、大阪など様々な地域でワイン造りが行われていますが、近年の日本ワインの盛り上がりもあり関西ワイナリー協会が発足するなどの動きがありました。
そんな近年の動きを主導したワイナリーの一つがフジマル醸造所と言えるでしょう。大阪市中心部にワイナリーを構え、消費者に実際に足を運んでもらうことを目指す都市型ワイナリーの走りでもありますね。

今回、そんな島之内フジマル醸造所さんにようやくお邪魔してきました。

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ワイナリーは1階が醸造所、2階がレストランとなっており、見学のみの受け付けはしていないとの事。当然、ワイナリーのワインを頂くべく、2階へ上がらせて頂きました。
こちらは工場直送生樽ワイン。ラブルスカ品種を使った白と赤の2種類があり、今回は山形産のデラウェアとナイアガラを使った白を。やや濁り感もある黄色い色合いに、メニューに書いてあった通りの、キャンディーというより「飴ちゃん」と形容したくなる香りがあります。一方で味わいは軽く微発泡しつつのきっちり辛口でした。

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こちらも、山形産のデラウェアを用いたものですが、醸造は大阪ではなく東京の清澄白河です。テーブルトップ・デラウェア2017になります。香りはやはりデラウェアらしい甘いニュアンスのあるもので、味わいはキリッとした酸が印象的でした。


楽天内にも販売がありました。

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勿論おつまみもオーダーしました。レバーペーストは、滑らかかつレバーの香りと味わいをしっかり感じられる、濃厚なものでした。その濃厚さに、デラウェアの酸がよく合います。また、香りでも、レバーのニュアンスにラブルスカ香って相性いいんだなあと。

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赤ワインはオプナー・ニッポン・ノ・ハタケ・アカ・プラス2016。山形産のマスカット・ベーリーAを中心に、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンをアッサンブラージュしたものになります。色合いは鮮やかなものですが写真をご覧いただいても分かるように濁りワインです。香りは、ベーリーAっぽさとより濃さのある赤ベリー、それにブルーベリーヨーグルトや少々のスパイシーさといったものが。味わいは、酸主体のライトなものですが、密度を感じますし、果実味もほんのり広がります。
これもレバーペーストと相性良好で、レバーのコクのある味わいにやはり酸がいいですし、ボディ感や香りの要素なども、レバーの旨みをより伸ばしてくれる感じでした。


こちらも楽天内に。

  • KIMG3020.JPG

ワインとお料理を頂いた後は1階で見学です。実は、予約をしていなかったのですが、レストランのメニューに見学お気軽にと言う記載がありましたので、スタッフさんにお願いしましたところ快くOKして頂けました。
しかも、この日は醸造家の岩谷さんがご在所だったということで、色々とお話を伺えました。やはり、ヒトミワイナリーにいらっしゃられたという事で、酵母は天然で、酸化防止剤も使わず、ワインの炭酸ガスを残して瓶詰めすることでワインを保存性を高めているという製法をされているとの事でした。こちらの写真はジョージアなどで使われている素焼きの甕=クヴェヴリ。こういったものも用いてオレンジワインなどを作っておられます。

畑は、大阪の多くのワイナリーが集まる羽曳野方面に、耕作放棄地となった居たところを借りているそうで、1ヘクタール程度あるようです。今は剪定の時期だそうですが、基本的にその作業は岩谷さんがお一人でされているそうで大変だなあと。同じ大阪とは言え、移動には車で2時間半位はかかるようです。
品種は、基本的に地元で昔から作られていたデラウェアなどが多いようです。その他、山形や岩手のブドウを購入して用いています。

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赤ワインはやはり樽熟成ですが、フランス産の古樽を使い強い樽香を付けたりはしません。他に、醸造については産地、品種によって醸造法を色々買えているというのは興味深いお話でした。加えて、面白かったのは、藤丸さんも醸造を行っており、ブドウによっては藤丸さんが完全にお一人で手がけられていて触らせてもらえないものもあるのだとか。因みに、岩谷さんが手掛けられたものには名前に「オプナー」と入っているそうです。今回ですとニッポン・ノ・アカがそうですね。

岩谷さんにお会いさせて頂けたのは本当に偶然でしたが、非常に貴重な機会となりました。お忙しいところ長い時間本当にありがとうございました!
また、レストランでもナチュラルなスタイルのこちらのワインをじっくり、お料理と共に楽しめました。今度は、東京・清澄白河の方へもお邪魔させて頂きたいものです。

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最終更新日  2017年12月27日 23時50分05秒
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