2018/05/10(木)23:06
ファンキーシャトー シャルドネ2015
今回も、レオーニさんでいただいたワインです。お昼だったという事で白2種類でした^^
シャルドネ2015。生産者はファンキーシャトーです。2011年に、長野県の青木村に自社ワイナリーを完成させたという作り手で、畑はその青木村の他、2008年の段階で上田に持っていたようです。元々、自分たちの飲みたいワインを造るという所からスタートしているそうで、畑での薬剤の使用は最小限にとどめ、醸造でも自然酵母による発酵、無濾過・無清澄での醸造を行っています。自社原料100%の「ドメーヌ」と買いブドウも用いた「ネゴシアン」の2種類をリリース。
こちらは、自社原料100%のドメーヌものになるようです。セパージュは勿論シャルドネ100%。価格は4000円程度のようです。
色はツヤ、輝きのある黄色。黄金感あります。
香りは、バリックを用いているという事でか、開けたては木やナッツ、クリームといったニュアンスがよく出ていました。そこに、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘、洋ナシ、それにマジパンや白い花を思わせるニュアンスや、カモミール、オレガノなどハーブっぽさが加わる感じ。時間と共に木や白い花の雰囲気は落ち着き、メロンやカリン、アプリコット、パインといったフルーツや、ハチミツ、トースト、それにケーキのモンブランのような要素が出てきたでしょうか。
味わいは、果実味のインパクトがしっかりあり、特に開けたては酸が穏やかなこともあって強く感じられます。時間と共に酸の印象が強まり果実味と拮抗、更に一体感が出て、ジューシーさを感じるものになりました。ボディはミディアム。膨らみ、量感のある質感です。口当たりはなめらかさや丸さを感じるものでした。
お店では、メインの真鯛と春野菜のリゾットのところで飲みました。ワインとの相性はまずまずで、鯛の旨みと塩気はワインの味わいに変化をつけてくれますし、菜の花などの香りや甘味苦味にも、ワインの蜜っぽさや柑橘のニュアンス、果実味が寄り添う感じに。
ただ、かなり力強いワインでしたので、これならフォアグラやコールドミート、豚や鶏のメインといったものに合わせてもよさそうです。魚貝なら、エビやイカ、貝類などの味の濃いものをグリルでなんて良さそうですし、ウナギも面白いかも。
やはり生産量も多くはないようで販売は特約店さんが中心、しかも大変な人気と、お目にかかる機会の少ないワインと言う印象でした。実際今回初めて頂けましたが、成程この華やかさとバランス感は人気も頷けますね。またどこかで飲みたいものです。
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