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ワインヲタ入門生のチラシの裏

2018年06月11日
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甲州の飲み比べ会のワインの個別記事へ入る前にちょっとこちらを。

時折お招きいただいていますサントリーさんのブロガーイベント。日本ワインをいただいたり、ワイナリーへご招待いただいたりしておりますが、今回は2016年のにもお邪魔させて頂いております、山梨の登美の丘ワイナリーへまた行ってきましたのでそれについてです。

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ワイナリーへは、今回は新横浜まで新幹線、そこから八王子まで横浜戦の快速を利用し、八王子からは特急かいじで、というルートでした。この行き方が一番早いようです。
ワイナリー到着後は、過去の復習と言う事で、赤玉の原料基地として登美の丘ワイナリーを1936年に継承したことフラッグシップの登美が1982年に発売されたことなどをお話しいただきました。
その中で、ワイナリー長が前回お邪魔した際にお話しくださった渡辺さんから、今春より庄内さんに変わられたことをご報告いただきました。

また、印象的だったお話として、1998年から2001年まで見合うブドウが出来ず登美を作れなかった、それは、欧州に負けない濃いワインを造ろうとブドウにも色々してきたが、それが裏目に出たから、と言う事があります。
それが、現在にまで続いている「日本ワインらしさ、日本ワインの個性」の追求というスタンスに舵を切る理由の一つとなったそうです。

  • KIMG3558.JPG

過去の訪問の際にも上らせて頂いたブドウ園の展望台で、こちらも過去の復習がてら、登美の丘の日照量の長さや降水量の少なさ、昼夜の寒暖差が大きく、温かい昼には木が成長し、冷える夜にはそれが止まり昼間の間吸収したエネルギーがブドウの房へ行くことで良いブドウになる、といったお話を伺いました。
因みに、この展望台はブドウ園でも最も標高の高い場所にあり、周辺の畑は登美シリーズに使われるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローになります。

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ということで、こちらがカベルネ・ソーヴィニヨンの畑です。非常に斜度がキツイのがポイント。水はけの良さに繋がります。カベルネは、やはりそういった環境でないとうまく育たないようです。

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ボチボチ花も落ちて、実が膨らみ始めるころの様でした。

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こちらはメルローの畑。やはり登美に使われるもので、カベルネ・ソーヴィニヨンの畑の数m下にあります。

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より実の形がはっきりしてきている房が多く、カベルネと少し差があるのかなと。また、カベルネもそうですが、新しい木もいくつかありました。大体、5年目くらいの木のブドウからワインにするそうです。
因みに、サントリーさんでは、登美の丘ワイナリーはサントリー日本ワインの原点だと力を入れていくそうで、赤品種をより品質向上させ、かつそれを安定させるため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培箇所の見直しをおこなったり、やはり登美の丘にも適しているというプティ・ヴェルドの栽培面積の拡大を行っているそうです。
加えて、今回は拝見できませんでしたが、マスカット・ベーリーAにも力を注ぎ、垣根栽培もおこなっているとの事。既に収穫もされ、登美の丘シリーズの赤にアッサンブラージュされています。

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続いては甲州の棚栽培畑へ。甲州も、一昨年の訪問時にも伺いましたが、力を入れていく品種との事。赤系に向かない畑の改植等を行い、収量を現在の5倍を目標に拡大、行く行くは登美シリーズの甲州を造れれば、とのお話でした。
他に、これは以前の復習になりますが、この畑では樹齢は1978年のものが最も古い、1984年の大凍害にも負けず生き残ったものだ、といったお話を伺えました。

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そして、こちらの栽培担当の和田さん(なんと岡山県の美作ご出身!)に、棚栽培における誘引・剪定の重要性についてガッツリ語って頂きました。葉が重ならない事、樹勢の強い甲州だけに、枝は伸ばしてやるが、実の付き方を考えて90度、時にはそれ以上枝を曲げだり、先をつまんで成長を促すホルモンを阻害してやるといった事を伺えました。
また、こちらも花が終わりかけくらいの房が沢山ありましたが、それを指ではじくとポロポロと花が落ちるのですが、甲州は花ぶるいが多いそうで、そうやって弾いて花ぶるいした部分が落ちているのだそうです。
加えて、甲州は結構遅摘みだそうで、昨年も収穫は10月31日だったそうなのですが、その前に台風が来たそうで和田さんはかなり肝を冷やしたそうです。ただ、早い段階の実と収穫時の実では、味からしてかなり違ったそうで、やはり遅くまで粘る意義は大きいようです。

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続いては醸造施設へ。こちらでも、やはり以前に伺った新しく導入した小さなタンクで、小ロットでの仕込みが出来るようになったお話等を伺えました。
ただ、以前と違っていた点も。それは、打栓設備に、スクリューキャップ用の打栓機が加わったこと。ジャパンプレミアムの品種シリーズなどは、これからこの機械でスクリューキャップに切り替えていくそうです。
また、設備内にはオレンジ色のライトが使われていますが、これはこの色の光が虫に視認されにくいからだそうで、この設備に対する衛生管理の徹底ぶりを改めて感じられました。

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こちらはセラー。これまで以上に、やはり樽香をつけすぎない事には留意されているようでした。世界的な潮流でもありますが、ブドウのらしさ、個性を残すことが重要なようです。登美の丘の甲州には、今ヴィンテージから樽を使うのをやめたのだとか。
なお、セラー見学の後古いヴィンテージのワインの貯蔵庫も見せて頂きましたが、そこにあった1975年のノーブル・ダルジャンが日本初の貴腐ワインだそうです。ただ、ここ数年は貴腐も付いていないとのお話もありました。

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ワイナリーの売店などがある場所のすぐ下は庭園になっており、さらにその下には日当たりのいい斜面があります。ここがそうなのですが、現在、垣根仕立ての甲州が栽培されています。
これも、甲州に力を入れるプロジェクトの一環で、2016年~2017年にかけて植えられました。

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こちらでも和田さんにお話しいただきましたが、甲州はやはり樹勢が強いという事で、株間を他の垣根仕立ての木が1m空けるのに対し、2m空けるのだそう。また、ハサミで枝に切れ込みを入れて、枝の先端の伸びを阻害し成長の管理などを行います。房が多いと、当然一房の味が薄くなりますが、少なすぎれば木が上にばかり伸びるそうでそのバランスが難しいのだとか。
全体的な作業量は、やはり誘引の差などから垣根の方が少ないようですが、気を使う作業はやはり多くいようです。どちらが楽、と言うのは一概には言え無さそうでした。

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さて、見学の後はテイスティングですが、それは次回の記事にて。こちらは、垣根甲州の畑の少し上からの風景。雲が無ければ、富士山がバッチリ見えたそうで、このあたりに展望台作るというお話もあるようです。確かに富士山は見えませんでしたが、それでも素晴らしい景色でした。

ということで、続きます

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最終更新日  2018年06月13日 23時49分15秒
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