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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2018年11月16日
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さて、10月末に行いましたオレンジワイン飲み比べ会のワインもこれで最後。1本くらいは赤をと言う事で、9月のフレンチとオーストリーワインの会の際に用意できませんでした品種のものです。
ガルゲンベルグ・ザンクト・ラウレント2015​。生産者はグリューバーです。オーストリア最北のワイン産地で端はチェコとの国境地帯でもあるヴァインフィアテルと言う地域のワイナリーで、元々歴史ある農家だったようですが1950年代から本格的に葡萄栽培とワイン醸造をスタートさせました。ヴァインフィアテルは広い地域ですが、グリューバーのあるレーシッツは黄土やローム、花崗岩、黒土等様々な地質の土壌だそうで、そこでオーガニック農法でグリューナー・フェルトリナーを中心に様々な品種を栽培しています。
セパージュはザンクト・ラウレント100%。ピノ・ノワールと何かの交配品種と言われているそうで、オーストリーの伝統的な品種の一つです。価格は、楽天内では現在写真のお店で2148円。

は赤黒いですが若干ガーネット感も見えます。透明度も多少ありますね。

香りは黒ベリーやブルーベリー、それに若干のブルーベリーヨーグルトと言った色の濃いベリーを中心に、アズキやアンコ、焼きイモといったニュアンスも加わります。そこに、カラメルや茶色いスパイス、紅茶、少々のスミレっぽさ等の要素も感じられると言ったものでした。

味わいは、アタックにフレッシュな果実味が拡がりつつ、ヨーグルト的な明るい乳酸がその果実味の後ろからスッと出てきます。渋みは割としっかりありタンニンの質感も感じられ、これまでのオレンジワインに比べても赤ワインの面目躍如といったところ。ボディはライトと言っていいでしょう。ミネラル感がありパリッとクリアーな印象です。

会では、メインのカボチャと挽き肉のところで飲みましたが、挽き肉の旨みに対しワインの渋味や果実感が丁度良くいい相性でした、また、カボチャの香りとワインのアンコや焼きイモ的なニュアンスとも噛み合う感じで、中々華やかなマリアージュとなってくれました。
フルーティで軽めな赤ですし、鶏肉や豚肉との相性は良さそうですし、今回挽き肉も良かったので、焼き餃子なんかつまんでも面白いかもしれません。また、赤身の魚などにも合わせてみたいところ。

今回は手頃なタイプとはなりましたが、それでもザンクト・ラウレント独特のフルーティさ、華やかさの一端は感じられたのかなと。日常の食卓で、或いはちょっとしたパーティなどでも気軽に楽しめる、それでいて個性もある、使い勝手の良さそうな1本でした。

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最終更新日  2018年11月17日 09時54分25秒
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