テーマ:ワイン大好き!(30223)
カテゴリ:フランスワイン
と言う事で、今回からヴィノムオカヤマで飲んだワインです。先ずはフランス・アルザスのものです。 ピノ・グリ・レゼルヴ2013。生産者はジェラール・シュレールです。16世紀から栽培農家を続けていたそうですが、1958年にジェラールが自社での醸造を開始、現在はジェラールの息子であるブリューノ・シュレールが当主となっています。その自社醸造開始の頃から畑では有機無農薬栽培を実践、醸造時もフーダーでの醗酵・熟成が中心で酸化防止剤は極力抑えているそうです。 価格は5000円程度ですが楽天内には同ヴィンテージは既に無いようです。 色はツヤのある黄色で、黄金と言っていいレベルかも知れませんが少々の濁りがあります。 香りは、メロンやリンゴ、軽いアプリコット、それにオレンジやキンカン、レモンと言った柑橘など、フルーツ香がしっかり出つつも、その中に軽い還元的なニュアンスや酵母っぽさ、穀物と言った気配も見えます。また、そこにシナモン的な微かなスパイシーさや生姜っぽさ、ハーブ、それにマリーゴールド的な黄色い花と言った要素も加わったでしょうか。 味わいは酸しっかりで、アタックにはメインの要素として出ます。明るく硬質さを感じるそれがビシッと感じられます。その背景に果実味が柔らかく広がりますが、それは弱いものではなく確かな存在感がありました。更に、後口にかけて軽い渋みも感じられました。ボディはミディアム程度で、クリアーさとグリス感のある質感でした。 イベント当日は鯖のコンフィと合わせました。鯖の旨みとの相性はまずまずと言った所でしたが、かかっているカボスの風味が合わさるとグッと馴染みます。やはり、ワインの柑橘香と噛み合いますし、ワインの酸ともいいようで、それが魚の旨みや塩気とも連続性を感じさせてくれました。 しっかりしたワインですので、鶏の丸ごとオーブン焼きに合わせても良かったかなと。鶏肉や豚肉など白い肉との相性は手堅そうですし、スパイスやハーブの利いたアジアンな料理にも面白そうです。 香りにはビオ感少々ありましたが、高いエネルギーを感じさせつつもバランスがいいところなどは流石だなあと。その香りも、しっかりフルーティさがありますし、決してとっつき肉と言う事は無かったかなと。前菜からメインまで、コースを1本で通せるようなワインだったように思います。 ジェラール・シュレール・エ・フィス / ピノ・グリ・レゼルヴ [2016]【白ワイン】 楽天内には現時点で2016ヴィンテージが4828円でありました。今飲んでもいいでしょうが、もう数年寝かせればさらに輝くかもしれませんね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月22日 23時01分16秒
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