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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年03月20日
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前回の投稿で島根県安来市にある足立美術館へ行っていましたのは、松江市で開催される山陰ワインフェスティバルへ行く途中の寄り道だったからでした。

岡山ではワインに恋してときめいてが開催され、広島では日本ワインテイスティングフェアが行われるなど、大規模なワインイベントが中国地方でも増えてきていますが、先日3月17日日曜日に、奥出雲葡萄園の方などが中心となって、山陰ワインフェスティバルと題してのイベントが開催されました。
山陰地方を中心に、山陽、さらには関西や東北からもワイナリーが参加し、地元のお店のフードなどを頂きつつ様々なワインがチケット制(フードはキャッシュオン)で楽しめ、前売り券は3000円でワインチケットが7枚付属、当日は1枚300円で買い足せるというシステムで、更には当日使用するグラスとグラスホルダーは持ち帰りOKというものでした。

  • KIMG4278.JPG

具体的には、島根ワイナリーさん、奥出雲葡萄園さん、大山ワイナリーさん、北条ワインさん(ワインの提供のみ)、倉吉ワイナリーさんに加え、島根県益田市にあります田中葡萄園さんという山陰の造り手と、広島から福山わいん工房さん、滋賀からヒトミワイナリーさん、そして、宮城から秋保ワイナリーさんという9社のワインが頂けました。
こちらは島根ワイナリーさんのブース。ワインは、縁結のデラウェア・スパークリングとマスカット・ベーリーA・スパークリング、ソーヴィニヨン・ブラン、そして清酒酵母甲州の4種類が提供されていました。いつもお世話になっているワイナリースタッフの方にご挨拶させて頂き、お勧めのベーリーAスパークリングと、前年ヴィンテージより香りの印象が変わったというソーヴィニヨン・ブランを頂きました。
ベーリーAスパークリングは東京での中国地方のワイン会で使わせて頂きましたが、そのヴィンテージよりもフルーティさが増したでしょうか。トーンの低いバランスから、より果実味なども感じる明るい印象を受ける感じになっていました。
ソーヴィニヨン・ブランは、中々でないと仰っていたソーヴィニヨン・ブランの青い香りが、ほんのりとですが、しかし確実に感じられるようになっており、今後が楽しみです。

  • KIMG4280.JPG

続いては、今回気になっていたワイナリーの一つである倉吉ワイナリーさんへ。鳥取と言いますと北条ワインさんが唯一のワイナリー、だったのですが、近年新しい生産者さんも増えています。
こちらも、2017年に特区認定を受け、2018年に創業したという非常に新しいワイナリーです。その名の通り倉吉市の、古い街並みの残る美観地区的な西仲町と言う所にあります。ブドウは北条砂丘のものを使われているそうです。
当日は白の伯州シリーズの甲州と、ワイナリーでも既に完売と言う赤の実結シリーズのメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンの3種を頂きました。
甲州は契約農家さんのもののようですが、やはり砂丘の甲州らしいまったりしたミネラルを感じられるものでしたが、北条さんのものよりもよりフレッシュさを感じられるものだったでしょうか。
メルロー、カベルネはまだ樹齢も若いそうで色は淡いもので、ボディもミディアムライト位でしたが、それでも香りにはらしさも垣間見え、やはりこちらにも独特のまったり感があり、樹齢を増すと更に面白くなりそうです。
倉吉はちゃんと歩けていませんし、町屋を改修しているというワイナリーの建物も興味深く、ワインバーやショップも併設されているとの事で、一度是非お邪魔させて頂きたいものです。

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倉吉ワイナリーさんのブースの隣には、米子にあるビストロのプチ・トロケさんのブースがありましたのでお昼がてらビーフシチューをオーダー。置いてあるワインは倉吉ワイナリーさんのメルロー。合わせてみました。

  • KIMG4283.JPG

パンも付いてくるというボリュームの大きさが嬉しいところ。シチューはコクがありつつも酸味も感じられるもので、肉の美味しさを食べ飽きせず頂けました。その肉も結構しっかり入っており、繊維の食感の良さを堪能できました。
メルローとは、ややシチューが勝りがちではあったものの、ワインのフルーツ香がシチューの味わいにより立体感を加えてくれる感じでした。

  • KIMG4284.JPG

こちらは気になっていたワイナリー2つ目の大山ワイナリーさんです。先月は1日日本ワインバーで郷・富士の夢を使わせて頂きましたが、他のワインはあまり飲んだことがありませんでした。
今回はシャルドネ、郷・カベルネ&メルロー、富士の夢(郷シリーズではないもの)の3種が出展されていました。カベルネ&メルローは、色も淡い感じでややアズキ系のニュアンスのある日本の赤らしいものでしたが、富士の夢は非常にしっかりした色合いと、ヤマブドウっぽいスパイシーな香りや酸味が抑えめの、黒いフルーツや重厚な味わいが印象的なワインでした。
ただ、最も興味深かったのはシャルドネで、味わいは軽めで明るい酸のあるしなやかなスタイルなのですが、香りにはトロピカルなニュアンスがでており、九州のシャルドネと東日本のシャルドネのちょうど中間といった雰囲気。このワインも、またワイン会で使わせて頂く必要がありそうです。

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大山ワイナリーさんのブース隣には、島根県奥出雲の木次乳業さんのチーズブースがりましたのでおつまみにお願いしました。1プレート300円と言うのは破格でしょう。

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カベルネ&メルローを頂きつつでしたが、やはりブラックペッパーを使ったチーズは、香り同士の相性もいいですね。ワインの中にあったそういったスパイシーさを、より引き出してくれるようなマリアージュになりました。チーズの味が優しく、主張が強すぎないところもおつまみとしてよかったかなと。

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こちらは宮城県仙台市の秋保ワイナリー。元々あった農業の後継者不足などの問題に加え、震災もあったことから、地域の活性化のためにと2015年に創業されたワイナリーです。何故宮城のワイナリーが今回ご参加されたのかと思っていましたが、なんと、出雲空港と仙台の直行航空便が就航したとのことで、その航空会社さんのプロモーションも兼ねてのものだったようです。
今回はベーリーAや甲州、デラウェアのワインなどを持ってこられていました。ワインはまだ買いブドウのものも多いようで、頂いた甲州も山梨産ブドウだそうですが、酵母っぽさやモモ的な甲州らしい雰囲気がありつつも、ちょっと緑の葉的な気配があるなど、やはり他とは違う所も感じられました。
あと、デラウェアはフリザンテスタイルのものもあり、ブドウも若いもの、所謂青デラを使っているそうで、特有の酸味と香りが非常にフレッシュに楽しめました。となりには島根ワイナリーさんのブースがありましたが、香ばしさやコクのあるスタイルの縁結デラウェア・スパークリングとの比較はかなり面白いものになったのではないかなと。

あと1回続きます。

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最終更新日  2019年03月21日 13時27分15秒
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