テーマ:ワイン大好き!(30232)
カテゴリ:オーストリーワイン
7月のワイナロマで遊ぶ会のワイン、続いてはオーストリーのゲミシュター・サッツです。 ウィーナー・ゲミシュター・サッツ2016。生産者ヴィーニンガーは、近年のオーストリーにおいて実践者も増えているゲミシュター・サッツの復活に尽力した造り手の一つです。昔はウィーンでも多くの実践者が居たそうですが、その後品種ごとの栽培と言う方法が普及し衰退していたゲミシュター・サッツを、テロワールを表現する良い方法であると蘇らせました。 セパージュは、グリューナーフェルトリーナー、ヴェルッシュリースリング、ヴァイサーブルグンダー、リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、シルヴァーナ、ツィアファンドラー、ロートギプフラー、トラミナー、ノイブルガーと11種類の混植混醸です。価格は2800円程度。 色は薄い黄色。Mに濁りがあり色をより強く感じた分、こちらが薄く見えたところはあるかもしれません。 香りは洋ナシやリンゴ、レモンにミカンやライムと言った柑橘、白い花と言った要素を感じました他、ワイナロマで調べてみますと、よく言われるコショウの香りはやはりよくあてはまりました。加えて、フルーツならカリンもしっくりきましたし、西洋サンザシやアニス、それに若干ですが松の雰囲気もあったように思います。 味わいは果実味しっかり。アタックからキッチリ主張します。酸味は穏やかなもので、その背後に。ただ、じわじわと後口にかけて前に出てきます。加えて、その後口には少々の苦味も。ボディはライト。ミネラル感があり骨格こそ感じますが、質感としては滑らかかつしなやか。 会では、その果実味のおかげで白カビ系チーズとの相性が良かったように感じられました。クリーミーで柔らかな味わいに、やはりフルーティさは良く馴染みます。 また、カプレーゼとも中々で、トマトの甘みや香り、バジルソースの風味と言ったものに、ワインの香りのコショウっぽさやスパイシーさと言ったものが噛み合った印象です。 あとは、流石と言うべきかレバーペーストの塩気や旨みがいいつまみになったり。香りの面でも負けることはありませんでした。 オーストリーのワインと言いますと、コショウの香りと言うのはよく言われていましたが、今回それをワイナロマで実感することが出来ました。また、ウィーンの、特に、このヴィーニンガーのゲミシュター・サッツに感じられるハーブっぽさ?のような要素が、松のそれというのは、自分の中からは決して出て来なかったもので、非常にいい経験となりました。 ウィーナー ゲミシュター・サッツ [2017] ヴィーニンガー <白> <ワイン/オーストリア>※ヴィンテージが異なる場合があります。 楽天内では、投稿時(10月3日です^^;)現在では2849円程度で探せるようです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月03日 22時41分16秒
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