ワインヲタ入門生のチラシの裏

2019/10/25(金)01:33

福山わいん工房 ラ・リベルテ2018

日本ワイン(347)

福山わいん工房さんの「内海とワインとzonoさんと」でのワイン、3種類目は甲州を使ったオレンジワインになります。 ​ラ・リベルテ2018​。福山わいん工房さんでは、山梨産甲州を使ったキュヴェもいくつか手掛けていらっしゃいますが、このワインも甲州を用いたものになります。果皮ごと仕込むオレンジワインスタイルですが、さらに意図的に軽く酸化させているとの事。栓は一応王冠となっていますが、泡感は感じませんでした。 価格は2000円程度。 色はガッツリオレンジ。ちょっとツヤ感もあるくらいだったでしょうか。 香りは、黄色い花や金木犀、それにミカンやキンカン、オレンジなど柑橘っぽさもよく出ていました。加えて、フルーティさではちょっとチェリー感や赤ベリーさえ思わせるような雰囲気も。そこに、ナッツやハーブ、それに山椒的なニュアンスなども感じるオリエンタルスパイス感、紅茶、酵母、軽く紹興酒といった要素が加わります。 味わいは、まさに旨口、というようなワインです。ほんのりとした、しかし前に出る果実味がありつつ、しっとりした酸と後口にかけての渋味が感じられ、そこに旨み的な雰囲気がよく出ています。ボディはライトですが、澱のせいもあったかもしれませんが、まろやかさ、柔らかさを感じられました。 イベントでは、このワインも焼き牡蠣に合わせてみました。 これが正解で、牡蠣の柔らかな旨みにワインの旨口な味わいが丁度いい感じでした。また、かかっているアーリオオーリオの風味にも、ワインの香り、特にスパイシーさや若干の参加的ニュアンスがよく合っていました。 また、タコのカルパッチョもつまんでみましたが、タコの旨みに対しても相性は良好。食感のインパクトにこそワインの質感は負け気味になりましたは、風味の点では問題なしです。 ご覧の通りしっかりオレンジ色です。甲州のオレンジワインは色々ありますが、こちらは酸化の影響なのか他とはちょっと違った個性的な香りがあったように思います。その一方で味わいはキレイで、食中酒としても楽しい1本だったかなと。価格的に手頃なのもうれしいところです。 ​[2018] ラ リベルテ 750ml / 福山わいん工房 [広島] La liberte [M-8]​ 楽天内では投稿時現在、1軒だけ取り扱いがありました。価格は2035円。 にほんブログ村

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