寧波(ニンボー)生活日記

2005/10/23(日)20:53

スクラップ・ヘブン

映画(15)

監督・脚本 李相日(リ・サンイル) CAST    加瀬亮、オダギリ ジョー、栗山千明 李相日監督は、妻夫木君が出ていた「69 sixty nine」の監督です。 シリアスなテーマをちょっとおもしろおかしくおどけて書いてる感じかなー。 スクラップ・ヘブン、今回は、加瀬亮とオダジョー目的。 加瀬さんは、ちょこちょこ顔が分からない程度のCMに出ています。 CMで見た瞬間、この人好きかもって思い、ネットで調べました。 映画俳優として見るのは初めてです。 オダジョーはこの間の「メゾン・ド・ヒミコ」があまりにかっちょいかったので、ちょっと期待。 ストーリーは、警察官だけどデスクワークばかりで飽き飽きしている加瀬さんと、トイレ掃除で日々食べているオダジョーと、片目がない薬剤師をしている栗山千明の3人が偶然乗ったバスでバスジャックに合う。 その後偶然出会い、男2人で世間の復習請負いゲームを始めるという話。 栗山千明は薬剤師の資格を生かして爆弾作っています。 みんなそれぞれ世間に不満を持っていて、復習ゲームでうっぷんを晴らしているけど、それは人助けではない。それは本人達も自覚しているから余計に自分て何なんだろうって思いますよね。 加瀬さんはへなちょこな役でした。 オダジョーはキレキレ、ラリラリな感じでした。ぶっ飛んでる。 でもそうゆうオダジョーってそのまま(地)のような感じがしてしまいます。 出だしは笑い有りでしたがどんどん笑えなくなってきました。 マジ殴り合いで顔血みどろなシーンも多かったし。 でも主人公達の行き場のない気持ち、どうしていいか分からない気持ち、復讐する事で生きている感覚をやっと保っている感じ、切なかった。 誰でも世間に不満や復讐心を持っているんですよね。 でも行動には移せない。 世の中で変な事件が起きると、何考えてやってるんだろうと犯人を怪訝に思うけど、実はこの映画の中のような人達なのかもしれないと思ってしまいました。 でも明らかに人が死んだりケガしたりなんて事は許せないから。 それを分かっている彼らは余計に苦しんでいました。 オダジョーの最後の涙は見ていて苦しかったです。 加瀬さんはCMの方が良かった。 今度はもっと明るい役で出ている映画を見なきゃ。 柄本明や鈴木砂羽も出演していました。 見終わったら頭痛くなっちゃった。 今回の映画評価 星2つ ★★☆☆☆

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