テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:映画・本・展覧会
先日見たミリオンダラー・ベイビーのヒラリー・スワンク。
彼女のもう一つのアカデミー受賞作。 10年ほど前、アメリカのフォールズ・シティという町で起きた事件に基づくストーリーです。 ここで彼女が演じるのは、性同一性障害を抱える女性、ブランドン。 肉体は女性なのですが、彼女の心は男性。 性同一性障害を持つ人の苦悩が、あまり描かれてはいません。 それよりも心に残るのは、些細なことでキレて殺人まで犯してしまうような、救いようの無い人たち。 そして、マイノリティを受け入れられない閉鎖的な田舎町。 自分とは異質な人、自分より弱い人を、あそこまで迫害してしまうのは何故なのか。 いつもイラついていて、ちょっとしたことでキレてしまう人は、アメリカだけでなく今の日本にも多い。 怖さを感じたのは、あれが海の向こうの話ではなく、かなり身近なものに感じたせいかもしれません。 これも救いを感じられるような話ではありませんでした。 私は、せめて映画には救いや癒しが欲しい。 ブランドンに恋をし、彼が女性だと知っても愛する女の子を演じる、クロエ・セヴィニーがよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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