2009/06/27(土)00:34
『通信簿』
『通信簿』
実家の押入れを整理していた時の事。
「おっ、懐かしいジャン!」
少し錆びた四角いクッキーの缶を開いたら、
そこには懐かしの仮面ライダーカードがあった。
ラッキーカードが出たら交換でもらえる、
カードホルダーをパラパラめくりながら、
「へぇ~、捨てずに残ってたんだ、これ。」
淡い思いが辺りを包み込む。
缶のなかで、
バラバラになってるカードを掻き分けてると、
俺のことおぼえってか?って顔して
蜘蛛男(くもおとこ)やカマキリ男達が首を傾けて
僕に語りかけてきた。
「お前達 手に入れるのに、ボクチンがどれだけ苦労したことか。」
疲れ果てた昔の仲間を手繰り寄せて、
僕はあの頃の純粋で健気なわが身を微笑ましく感じた。(マテw
欲しかったものは、全て手に入れてたあの頃。
かわいこちゃんとも、沢山仲良しになった。
そっか、あの時代から既にボクチンは「ザ・シークレット」を
実践してたんだな。
ほっぺが妙に緩む。
そうやって、旧交を温めあうまもなく、
缶の底の方から、
「こっち、こっち!」と手招きしてる、
白い物体が目に止まった。
「なんで、お前、こんなとこに隠れてんのや!」
僕は、少し緊張した。
どういうわけだか、小学4年生の通信簿が、
カードに守られるかのように、横たわっていたのだ。
「他の奴らは、どこやねん?」
「な、なぜ、4年生だけなんや!」
そこには、僕の人生を左右しかねない、
『キー』が潜んでいるような気がして、僕は多少動揺した。
すぐには、開けなかった。
「まっ、どうせ5ばっかりだから、見ても意味ないだろうけどな。」
僕はいつもの強気で、そいつを引っ張り出して、
中を開いた。
僕は驚いた!
(* ̄。 ̄*)ノ なんでやねん!
『2』 って、
(  ̄O ̄) ありえんやろ!
裏側から透かして見たわけじゃない。
どう見ても、1の次の『2』だ。
ただ、僕のショックは、2を見つけたからだけではなかった。
そいつの左側に『3』って意味不明なヤツが、
こっちを見てニヤついていたからだ。
「3って、確か普通だったよな。」
「なんだよ、つまんねえ~~!」
「これじゃ、笑いのネタにもなりゃしねえよ!」
僕はしょげ返った。
「いっその事、1の方が、男らしくてカッコよかったジャンか!」
動揺を隠せない僕を第3の波が襲った。
学期ごとに担任の先生が書く備考欄に救いを求めた僕は、
わが目を疑った。
「落ち着きがない」「宿題を提出しない」「授業中いなくなる」
どの学期も、まるっきりいい事が書いてないのだ。
確かに、ボクチンは毎日先生に叱られてた。
今の時代じゃ考えられないが、
ビンタもくらってた。
それも毎日のように・・。
ありとあらゆるイタズラをしまっくてたような記憶が
微かに甦ってきた。
ただ、僕も男だ、プライドがある。
多少は・・。(笑)
言い訳がましくなるが、あの頃の僕を弁護しておきたい。
あの頃は、エネルギーがありあまっていたのだ。
落ち着きがないのではなく、
核爆発しないように、
エネルギーを常に少しづつ放射し続けてただけなのだ。
その少しが、誤解を生んでただけだったのだ。
ビンタを食らったかと思うと、次の授業で、
「100点はYOSSY君だけね、はい、皆拍手して!」と褒められて、
次の時間には、職員室に座らせられていた。
小学生時代毎日、こんな繰り返しだった。
廊下で遊んでいて教室のガラスを割ったのも、
1度や2度の事じゃない。
自主的に放課後、実験室で実験を繰り返して、
床をマル焦げにしてみたり、探検と称して、
休み時間、入れないようになってる
体育館の地下室に潜り込んで、抜け出せなくなり、
先生達が皆で探してるのに、
助けてくれ!とも言えずに、
「まずいよな、これ!」って青ざめてる
友人に笑って言ったりしてた。
今の僕からは想像もできない。
( ̄o ̄) えっ?そんな悪寒がしてた?
(* ̄。 ̄*)ノ なんでやねん!
小学生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さん!
そういうことなんで、
通知表を鵜呑みにしないようにお願いします。(笑)
ところで、その『2』なんですが、
何の科目かといいますと、
たぶん、お気づきの方もいると思いますが、
( ̄o ̄) えっ?全くわかんない?
そうですか、
それじゃこそっとここだけの話ってことで、
お教えします。
ただし、この日記は数日したら、消します。(笑)
その『2』なんですが、
実は、音楽だったんです。
音楽、そう、ボクチンのブログのタイトルにもなってる、
音楽です。
でっ、もう一つの『3』の方ですが、
これは、国語です。
なぜ3だったのかの理由も思い出しました。
それは、作文です。
そう、僕は作文が苦手だったんです。
読書感想文なんて、いやでいやで仕方なかったんです。
っていうか、ほとんど毎回書かずに提出。(笑)
作文が苦手で、音楽『2』をいただいた、
ボクチンが、音楽のブログを書いている。
(* ̄。 ̄*) いや~、人生って
(  ̄ー) これだからやめられませんね。