カテゴリ:幸せのために
『夢の中の夢』 たまに、自分自身の心をじ~っと覗き込んでみる事がある。 小学生の頃、 天井や壁の模様をじ~っと見つめては、 その模様の変化を観察していた時のように、 その存在だけに集中する。 自己との対話というのと、少し違って、 じ~っと、寄り添うようにシツコク様子を伺ってみるのだ。 馬鹿なことやってんじゃないよ!って声が聞こえてきそうだ。 聞こえたのかもしれない。 だが、そういわれると、かえって、 何か隠してんじゃないかと覗き込みたくなる。 こんなこと、 普通の人はやらないだろう。 というか、怖くてやれない。 でも、なぜ怖いんだろう?僕は、自分にそう問いかける。 もう何年も前の話だが、 怖い夢を見て、 その夢の中でなぜか子供だった僕は、 その夢から目が覚めて、 恐くて父親のところにすっとんで行った。 だけど、家の中には誰も居なくて、妙に室内が薄暗い。 なんだか、またまた怖くなった子供の僕は、 裸足で外に飛び出した。 そこへ「どうしたんだ?」って感じで、 父親と母親が近づいてきた。 だが、その二人とも顔が白くて、 まだ作りかけの変な顔をしていた。 僕は、ギョッとして、 飛ぶかのようにその場から全力で走り去った。 「とんでもない事になったぞ、これからどうしよう。」 と思ったときに、夢から覚めた。 夢の中で夢を見ていたのだ。 僕は、日常に戻ってほっとした。 窓から、光が差し込んでいた。 そして、ここは本物だよって印に、 心臓がバクバク音をたてている。 まるで、 その音は、「変な気をおこしちゃいけないよ。」 「真実を見ようとしたら、またお仕置きしちゃうよ。」 とでも言ってるかのように僕には聞こえた。 その後、友人に夢の中で夢を見た話をしたら、 その彼はこう言った。 「これも夢かもな。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[幸せのために] カテゴリの最新記事
|
|