テーマ:恋愛について(2623)
カテゴリ:随筆系
会っただけで、場を共にしただけで
その人の一種の価値観や生き方の美学というか その人の世界感の感じられる人になりたいな。 それってね、人が見ていないところでも どう自分の時間を過ごすかなんだろうなあ。 今思うのは、特に仕事を離れた時の自分ね。 (実は仕事以外の部分に私生活を楽しむ人生をあまり知らないの) 【goo辞書より】 〔現代では、「気配」の字を当てて「けはい」という〕視覚的な 「けしき」に対して、 聴覚的・雰囲気的な感じをいう語。 (1)音・におい・感触などによって感じられる様子。 「げに雨降る―しつるぞかし/枕草子 278」「―しるく、さと匂 ひたるに/源氏(賢木)」 「手さぐりの細く小さき程、髪のいと長からざりし―の、さま通 ひたるも/源氏(空蝉)」 (2)どこということなく漠然と受ける感じ。雰囲気。風情。 「秋の―立つままに/紫式部日記」 (3)人間の言葉や動作から感じられる品格。ものごしから受ける感じ。 「大方の気色、人の―も、けざやかに気高く/源氏(帚木)」 (4)実体がなくなったあとに残された影響や面影。名残。 「過ぎにし親の御―とまれる故郷ながら/源氏(帚木)」 〔「けわい(けはひ)」の「け」は「け(気)」か。 「わい(はひ)」は四段動詞「這(は)う」の名詞形で、 一面に広がることの意かという〕→けはい(気配) 例えば死んだ時にでも、洋服のセンスや箪笥へのしまい方や (今はけっこう乱れてるかも・・) 引き出しを開けるとやさしい匂い袋の香りがするとか いつかいなくなっても、残された人がどうしょうもないほどに 自分を感じてくれるようなものを ひとつひとつ精神的にも調度品的にもそろえていきたいな。 形見わけとかでも、単にその人が使ってたというのではなく 「ああ、あの人はこういうポリシーでセンスで根拠で きっとこれを選んで持っていたのね。素敵ね。」 などと感じさせるようなものを残したいものだ。 まあ、生きててもね側にいてもね プレゼントやギフトや言葉とかでそれを感じさせる人は素敵だ。 私はなかなかそこまではまだいけてません~。 そう、物だけではないよね、 「きっとあの人ならこう答えただろうに」 「きっとあの人ならこう感じただろうに」 「きっとあの人ならこれを選んだだろう」 「きっとあの人ならこんな行動をしただろう」 別れたあとも死んだあとも、ひきずらせるような存在であれたなら ある意味、死んでも生きている、その場にいなくても一緒なのかもしれない。 人と言葉を重ねる、時を重ねるという意味をそういうものにしていけたなら いい人生を過ごせそうな気がした。 相手にとってそういう存在であれたならば、 そして成長やそういうものを増やし続けられたならば 相手に慣れてもそれが飽きではなくて、 時間を重ねるほどにかけがえの無い無二の存在となれるように思う。 (でも、ホントは自然に相手に入り込んで相手の価値観に吸収されたら それが自己存在的にはベストの最終形なんだろうけど、 それは日常の感覚としては存在感としては薄いかもで複雑。 けど、子供や社員をそだてるってそういう感じなのかもね) p.s.ブンブンさんの冬ソナの話には毎回はまる。 今日の「けはひ」の話もここから膨らみ始めたよ。 http://plaza.rakuten.co.jp/bunbun555tobe/diary/200406200000/#2004-06-20 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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